ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#2
  2000年1月2日(日)

   明けましておめでとうございます!いやいや、Y2K問題、何事もなく済んでよかったですねえ。ここを読んでらっしゃる方がいるのかどうか甚だ疑問ではありますが、本年も当『華奢』をよろしく御贔屓のほどお願い申し上げます。こんな事言いつつわたくし、大晦日の大花火以降の記憶がとんでおります。目が醒めたら元日の夜9時を過ぎておりました。は~て、どこで何をしていたものやら。
   さて本題です。2000年最初の作品 をそっこー作っちゃいました。現在、制作日誌で散々文句たれてる「銀線切れ」状況ではありますが、いぬと物々交換の契約が成立したので、今できる限りの技術を駆使して1個仕上げました。有線とはまたちがった風合いと美しさがある無線七宝です。いぬにもかえるせんせーにも気に入って頂けると嬉しいのですが・・・。

  2000年1月5日(水)

   昨日やっと 銀線 が届きました♪でも、一緒に注文した不透明の「えんじ色」の釉薬が、「オレンジ色」に化けてしまっていたので悲しいです。多分中の人物(これが我が父親だったり・・・)の伝達ミスだと踏んでいるのですが。オレンジ色なんて使った記憶ないんですけど・・・。
   んにしてもあーーん、銀線ちゃん、よく来たね♪1ヶ月近くも切らしていたでしょうか・・・。私、すっかり銀中(銀線使えなくて中毒症状出てるよの意らしい)です。しかし銀線が無くて仕方なく無線やって、それを誉めてもらったので怪我の功名といいましょうか、人生何がどうなるかは分からんもんですな(しみじみ)。とはいえ、休みが3週間もあったのにその間全然有線できなくて、もったいなかったよなあ。もう仕事始まるよ・・・。

  2000年1月14日(金)

   重い腰をどっこらしょとあげて、たまった 記念品888番900番 を作り始めました。銀線が届いた事もあるけれど、日常生活がもとのサイクルに戻りつつあるというのも原因の一つかもしれませんね。年末年始で24時間がはちゃめちゃになってたものねえ~。それに間違って届いたあの不透明のオレンジ色100g・・・。これせっせと使わないとね。不透明は噴釉するので、それに使ってみるという手段もあるね。オレンジ色が噴釉しやすい不透明ならいいんだけど・・・。噴釉は高温で小粒、低温で大粒の水玉になるらしいんだけど、うちの電気炉には温度調節機能がないので小粒に噴釉しがちです。一度低温でじっくり噴釉させてみたいなあ。

  2000年1月17日(月)

   重い腰をどっこらしょとあげたはいいが、恐ろしい事に気が付いてしまいました。銀平を植線した作品は、仕上げに砥石で研いでよーーく水洗いしたあとちらっと焼くんですが、その水洗いが・・・。今まで透明の食器用洗剤でゴシゴシ洗ってたんです。100円ショップの安ぅーーい洗剤で。それを最近メーカー物の良い奴に変えたんですが、これがまた良過ぎて・・・。洗剤が濃厚過ぎておまけに白濁色なので、すすいでもすすいでも細かい表面の傷に洗剤が残ってしまうようなんです。だもんでちら焼きのあとには、ぼやぁ~~んと薄白ぉーい膜が残ってるんです。これは泣きますね。知ってたら使わないのに、使ってしまったものはどうしようもありませんよ。おかげで 1000番記念品1001番記念品 、白濁症です・・・。ごめんなさい。

  2000年1月21日(金)

   今日は-25℃という日にもかかわらず用事が重なったので、重ねついでに いろいろと設備投資 (笑)してきました。材料屋さんや道具屋さんへ行くと、何だか楽しくなってしまってついつい買い込んでしまうので困ります。

  2000年1月25日(火)

   やっと 新作ペンダント できました。有線は焼きに入れば楽しくてしょうがないのですが、銀線折りと植線は地獄に思えてしまう今日この頃です。特に今回のような小さな曲線が多いものはキレます・・・。まぢギレします。やっと折れたと思ったら、1ミリほど短い・・・。銀線折りがやっと終わったのに、うまく立たない・・・。やっと立った銀線が、ちょっと目を離した隙にパタリとお倒れになっている・・・。もうーーもうーーーっっ!!もしあればちゃぶ台の5つほどもひっくり返したくなります。私は作業中に割りと独り言言うんですが、植線中は特にうるさいです。さすがに途中まで植線したのを台無しにするわけにはいかないので、スッと椅子を引いて作業台から遠く離れて、暴れます。ギャーギャー暴れます。でもこれが済めばあとは天国と、自分をなだめすかして完成するのです。

  2000年1月27日(木)

   1111番記念品 は申請時にご要望のありました、白いウサギさんです。快諾したものの、はたと思い直してみると、私はウサギって冗談でしか描いたことがない・・・。自分のだったらえねーちけーのBSウサギおじさんに即決なんですが・・・。しまったー、漫画風かリアル風かぐらい聞いとけば良かったと思いましたが、後の祭。迷った末にリアル風にすることにしました。そして更に困った事には、ウサギの画像なんて家中どこ引っくり返したってあるわけない。ネットでよさげな画像を見つけ出して、さささっと真似して描いちゃいました。七宝で白色を綺麗に出すのは実は見た目(?)より難しいんです。不透明の白色にしてしまうと透明感が出ません。かといって透明の白色なんてありません。手段としては銀箔の上から半透明の白を使うやり方があります。少しぼやけた白色になって美しいです。

  2000年1月30日(日)

   実はあんまり出来が良くなかったので、闇に葬ろうかと思っていたんです、ペンダントの13番 ・・・。じむ にはごめんねしようとも思っていたのですが、たまたま 英語版の400番 ヒットが出たのでついでに吐き出しました。銀巻きにした時点までは良かったんです。形が既に十字架なので銀箔を上手に貼って。それで、いわゆるロザリオみたいなカラフルな十字架にしようとしていろいろ色を入れたら、できそこないのクリスマスツリーのようになってしまいました。(号泣)

  2000年02月02日(水)

   家の事で最近バタバタしているのに イヤリングの11番 作ってしまいました。でもこのイヤリングは、その家のバタバタで親身になってお世話をしてくれた人にお礼にさし上げるつもりで作ったのです。銀線を切らしていた間に銀巻きまでの工程を終わらせてあったので、割りと短時間で仕上がりました。短時間で出来た割りには結構気に入ってしまって、あげるのよそうかななどと良からぬ考えが浮かんでは消え・・・。

  2000年06月26日(月)

   まあまあ、たいそう長い間ずぼらしてしまいました。やっと新居も落ちつき、後手後手にされていた作業室もリッパに完成しました。という事でたまっていた 英語版の400番600番の記念品イヤリングの12番 を制作しました。5ヶ月弱ぶりです・・・。すごーーーく久し振りです。久し振りなのと作業環境が違うのとで、しばらくもたもたしてしまいました。何となく気になっていた釉薬の糊。やっぱりちょっと変質していたようです。透明色がのきなみ白濁してしまいました。夏休みの帰省でまた2ヶ月近く制作できないので、釉薬の洗濯は9月にしますです。日本では時間のある限り長沢先生の教室へ行く予定にしています。楽しみー♪

  2000年08月18日(月)

   帰ってまいりました。1ヶ月以上にものぼる七宝再修行の旅。今回仕入れた新技術その1は、「 艶消し 」でございます。艶消しというのは銀線を植線したあとに研いでできた傷を焼いて消さずに、きめの細かい砥石で更に研いでしっとりとした表面に仕上げるものです。わたくし、個人的にはこれが作りたくて七宝を始めたといっても過言ではありません。艶のあるものも美しいのですが、なぜかとても惹かれます、艶消し。
   えー、新技術その2は、「 準立体 」。立体というのは文字通り銅でできた立体のものに釉薬をのっけて焼くという恐ろしい技術です。今回のものは立体といっても平面に毛の生えたようなものなので「準」をつけさせて頂きました。何故恐ろしいかというと・・・立体だからです(謎)。釉薬の押さえが不充分だと焼成の時点で側面の釉薬がでろでろ~んとずり落ちるのです。これほど恐ろしい事がございましょうか。幸い今回の香炉は反りというか角度が浅かったので落ちませんでしたが。これが上手にできるようになると、湯呑みとかぐい呑みとかお皿とか果てには壺など作れるわけです。楽しみですねえ。
   新技術その他。以前やったことがあるのですが、道具が揃っていなくてできなかった、七宝ペン を利用したものや、「 マーブル七宝 」などを復習してまいりました。七宝ペンはマジックペンのように描けてしかもそのまま焼成できるという優れものです。でも焼いた時の匂いがねえ・・・。マーブルは釉薬が白熱しているときに引っかき棒でぐにょぐにょっとやるのです。緻密にデザインされた有線などとは一味違った趣があります。
   そんなこんなで暑い中チャリで教室に通い倒して計9作品( バレッタブローチ13番ブローチ14番表札(非売品)壁掛け )。これからはこれらの(私的)新技術を駆使して美しい作品をどんどん作っていきたいと思っています。欲しいのがあったら言ってね!

  2000年12月05日(火)

   夏の休暇でまとめて作ってから早4ヶ月・・・。9つも作ったというので安心してしまってまた怠けておりました。実は昨日私の作品をまとめて買ってくださった方がおりまして、作り置きに不安になった私は慌てて1つだけ作ったというわけです。お地蔵さんの彫金版 です。このアイテムはなぜか日本人にはウケが悪いのですが、私は個人的には気に入っているのです。
   何だか久しぶりにまじめに作ってみた彫金版ですが、久し振りだけあって色の境界がにじみました・・・。白状しますと彫金版は私の大の苦手なのです。釉薬をのせにくいからでしょうか。のせる釉薬の性質にもよるのですが、油断するとピンホールがばっこばこできます。彫金版ではたとえピンホールをクリアしても次の関門が待っています。無線と違って絵柄がすでに彫金されているので、色の境界を好きなようにできないのです。その上、表面の凹凸にしたがって色も低いところへと流れるので、しっかりのせないと境界がぼけぼけするのです。絵柄に関係なく色をのせるやり方もあるようですが・・・。

  2000年12月07日(木)

   バレッタ を済ませました。釉薬を長い間放っておくと、水に混入させてある糊が悪くなってしまい、色が焼成後白濁してしまいます。このバレッタも銀巻きのつもりだったのですが、背景のグレイが見事に白濁。急遽艶消しに変更。あぶないかなあと思ってはいたのですが、前回小さなところで使った時には何ともなく見えたのでなまくらこいてしまいました。この感じだと他の色もほぼ全色イっちゃってるでしょう・・・。(とほほ)

  2000年12月15日(金)

   こっちに移ってから銀平線を入手しようとあちこち探したんですけど良いのが見つからなくて、日本から送ってもらっていたんです。でもつい最近エナメルのMLを発見しまして、早速登録して質問投げてみたわけです。「七宝焼用の銀平線売ってるとこご存知ないですかー?」って。そしたら結構たくさんの人からお返事頂きまして。その上中のお一人がなんと自分の持ってるサンプルをちょっと送ってあげると申し出てくださいました。銀線fromてきさーす!でございます。なんて親切なんでしょう。その銀線が2日前に届いたので、早速実験してみたわけです。ブローチ なんですが、日本産と北米産を半分ずつ使ってみました。どうです?わかんないでしょ?わたくしとっても嬉しいです。日本産のアクセサリー用銀線より少々厚い気もしますが気にしません。なんせ安いし。でも厚さ0.005インチってどのくらいなんだろー・・・。メートル法に統一しようよ、メートル法に。

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