ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#4
  2002年1月3日(木)

   こちらも長い間お待たせしてしまいました、4444番記念品 です。ご本人のご希望により蝶の紋になっております。ゾロ目とはいえ四が四つなんて、考えようによってはとっても不吉ーっとも思いましたが、完成したのがお正月だからよいことにします。なーんて言い訳じみたことホザいたり。えへへ。

  2002年1月4日(金)

   明日から仕事が始まるので大慌てで制作。こちらも ブローチ です。ほとむにゅむにゅをコピーさせていただいたお礼なのです。おバカな私は「どんなのにするー?」なんてお気軽に聞いてしまったため、『真っ赤なバラ』などというおそろしく高難度のリクエストをいただいてしまいました・・・。作業の難航が予想されたためなかなか制作に取りかかる気になれなかった程です。まず、銀線はカーブしていないと立たないため、バラのような短めの直線があちこちにあるタイプは、銀線がひじょーーーに乗りにくいのです。ってか乗らねーーって。そのためいろいろと工夫をして乗せることになるわけです。パズルを解いているようなはたまたノミに曲芸を仕込んでいるような。取り敢えず乗せたんですけど、今度は色です、赤です。赤釉薬は濃淡が2種類しかないのです。2色の赤で一体どうやってぼかせというのでありましょうかっ。「もらったほとむにゅむにゅなら一発なのになあ。」などとブツブツ独り言言ってるうちにどうにか完成。おそらく彼女の思っているのとは違うぼけ方してると思うので、受け取ってくれるかどうかちょびっと不安。

  2002年1月10日(木)

   知人の出産祝いに ブローチ を作りました。まだ日本で先生のところへ通っていた頃、生徒さんの中に私が密かに『銀線のS』と呼んでいる人がいました。先生が私にこっそりと「Sさんより長く習っている人は大勢いるけど、銀線折らせたらSさんが一番上手なのよ。」とおっしゃったのです。それからというもの私はそのSさんを見かけたら必ず隣に座るようにして、まるでストーカーのように観察したのでした。でも残念なことに、植線作業は自宅でやる習慣になっていたのです。だからそのSさんはおろか、自分以外の誰かが植線しているところなんて見たことないのでした。ただ、ある時そのSさんが仕上げをしているときに銀線が金色に見えたので不思議に思って「金線もあるんですか?」と聞いたことがあります。するとなんでも淡い色に囲まれていると銀線の銀色が負けてしまって金色に見えるんだそうです。銀色が淡色に負けるって何です?結局その謎は今でも謎なんですが・・・。すんまそん、オチがなくて。オチのないまま淡いピンクに負けてしまった今回の銀線君でした。

  2002年1月13日(日)

   久し振りに艶消しです。先日 ブローチの018番 を買ってくださった方から同じようなブローチをというご注文があったので、全く同じではおもしろくないというので同じ色の 艶消し にすることにしました。艶消しは読んで字のごとく表面の艶を消すため、下地に銀箔を巻いてもあまり効果が上がりません。銀箔を巻くと暖色系の発色が良くなるので微妙なぼかしなどをしたいときには有効な手段なのですが、艶消しにしてしまうとその微妙な色合いを殺してしまうことになりかねません。艶消しは植線の細かいものでかつ濃い色合いのものなどにとても効果的な技法なのです。
   しかしながら今回の艶消しは何やらトラブルの連続でした。銀箔を巻かないと最低でも二層分薄くなるわけで、そのせいじゃないかなあと睨んでいるのですが、焼き焼きしているうちに銅板がぺったんこになってしまいました・・・(涙)。銅板を切り出したときにこれでもかこれでもかと打ち出してあったんですけどね。ブローチのサイズとしては結構大きめなのでどんなもんかなあ、返品かなあなんて思っています。トラブルその2は中央のオレンジの丸なんですが、なんとその丸だけ銀線が溶けちゃったのです。それだけきれいさっぱり。こんなことってあるんでしょうか。温度はそんなに高いわけではなかったはずだし、銀線のほかの部分はちゃんと元気にしてるし・・・。溶けちゃってる銀線の上にまた銀線置くのは避けたほうがいいかなと思ってオレンジ色のフリットを置いたんですが、ちょっとズレてしまいました・・・(涙)。うーーむ。ここまで書いてみて改めて思いましたが、もし私がお客さんだったらやんわりきっぱり返品ですな。

  2002年1月17日(木)

   再び ブローチ です。これも ブローチの018番 の趣旨と同じなんですが今度は色違いになっています。前作 は焼いているうちにぺったんこになったという話をしましたが、実は銅板の打ち出しは今回の作品と一緒に行ったのです。しかし今回はぺったんこになどならなかったので、やはり釉薬の厚さが原因のような気がします。銅板をはさんで裏と表に釉薬を焼き付けるわけなので、その厚さがあまりに違うと焼成を重ねるうちにヒビが入ってしまうというのは聞いていました。でも銅板が反ってしまうというのはどうなんでしょうねえ。あれだけ打ちが足りなかったのかなあ、やっぱり。

  2002年1月18日(金)

   大分前になりますが、近くの大型店の手芸・工芸セクションでピアスの金具を見つけました。それまでイヤリングを作るときは穴を開けたぶら下げるタイプばかりでした。何故かというと、ぶら下がらない(?)タイプの場合は糊付けが難しかったからです。でもその金具の糊付け部分は結構大きめで、これなら七宝を糊付けしても充分耐えられると思ったのです。取り敢えず枠付きの小物を使って ぶら下がらないピアス を作ってみました。難点は枠が銀色で金具が金色なとこかしら・・・。これって結構間抜け。

  2002年1月22日(火)

   ボケーッとネット徘徊しながら華奢のカウンタをチェックしてみるとキリ番1歩前!自分で踏みたい衝動にかられつつ一応ひと声かけてみるとゴキブリホイホイにあまぎんが!というわけでリクエストのあったピングーの弟、いや、妹の ピンガ ちゃんです。ピンガちゃんに見えるかしら。2~3の画像を見てからさささっと作ったので、もしかしたら色が違ってるかも。テクニカルなことを言いますと、今回のは真鍮線です。真鍮線は銀線と同じく焼成しても酸化しないのですが、どうも砥石をかけるとつぶれちゃうんですか?柔らかいのかしらね。というよりまだ熱いうちに砥石をかけたのがまずかったか?(汗)ともかく真鍮線は鈍い金色にキラキラ輝くので、図柄によっては非常に効果的ですね。

  2002年1月24日(木)

   これの下準備をしてからどのくらい経っているのかしら。かれこれ・・・に、二年・・・?考えるのもおそろしいくらいです。さて、先日私がぼーっとテレビを見ていると、ある番組で壁一面に描かれた非常にカラフルな抽象画を紹介していました。原色使いまくりの抽象もパッと目を引いてたまにはいいわねえなどと思い立ち、たまたま(二年前からとも言う)下準備の完了していた ネックレス をひとつ作ってみました。そもそも私は原色てんこもりというのは苦手なので、配色を考えるのに苦労しました。さすが原色だけあってケンカするする。でも色選び以外はわりとスムーズに作業が進みました。抽象は銀線の細かいところを下絵通りに置かなくても何となく辻褄が合ってしまうところが可笑しいですね。題して「パイナップル畑で昼寝中のヘビ君」。なんつって。

  2002年5月2日(木)

   ゴールデンウィークですね。春の入学シーズンからちょっと経ってしまいましたが、お久しぶりの 新作 は、知り合いのお嬢ちゃんの小学校入学のプレゼントです。チラリと約束しただけなので本人は覚えてないかもしれません。ってか入学してから約束したのを思い出したお間抜けは管理人の方だったり・・・。小さな女の子仕様はあんまり作った経験がなかったので、取り敢えず頑丈な銅線を置いてみました。落として割っちゃう確率が高いだろうなと思ったのです。銅線を使っているから割れにくいというわけではありませんが、銀線や銀巻きより修理がしやすいのです。それに金ブラシ(?)で磨くだけで七宝の表面を傷つけずに銅線だけつやつやにできますし。七宝を勉強し始めてしばらく修行を積むと、最初に置かせてもらえる線は銅線です。いよいよ線を置かせてもらえる~と喜んでも、それはまだまだ有線のうちには入らないのです。色の載せ方とか焼成温度の具合のせいだろうと思うんですけど、銀線はもっと後にならないとやらせてもらえません。でも私にとってみると銀線の方が遥か~~~に置きやすいんですけどねえ。柔らかいから。銅線は線自体がえらく硬くて、下絵の通りに折ろうと思ったら卓袱台が10脚ほども必要になるくらいの食わせ物なのです。ちゃんと折れなくて何度悔し涙を流したことか(大げさ)。でも何とか置いてできあがる作品は、素朴でとても力強いものとなります。銀線とは全く違った持ち味です。
   銅線で長くなってしまいましたが、英語版の 1234番の記念品 もアップしました。本来記念品を進呈する番号じゃないのですが、ご結婚のお祝いも兼ねて。かな、嫁入りおめでとう!ってわけで中途半端です。力入れていいんだか何だか。真鍮線なんですが、やっぱり線の表面が剥離しちゃいますねえ。置く前に線をガンガン磨いた方がいいのかしら。真鍮の融点も調べておいた方がいいのかも。
   それから3つめの作品。これは 5000番の記念品 なんですけど、久し振りの無線七宝が思いの外良い感じになったので、ペンダントトップ にしちゃいました。5000番獲得者は辛いお客様で、リクエストがいつも難題。狙ってんのか、コラァみたいなお方なのです。無線の水芭蕉だなんてねーー、どこで仕入れてきたのか知らないけどっ。って情報元は管理人だったり・・・。またいつもの嬉しがり管理人の余計な一言が招いた悲劇だったのでした。でもどうでしょうか、静かな色合いでこんなんも良いですよね?たまには。

  2002年6月26日(水)

   やっぱりいつものパターンです。私はいつまでたっても進歩がありませんですね。お尻に火がつかないとどっしりと重い腰が上がりません。日本への帰省ラッシュがぼちぼち始まろうとしています。溜めに溜めこんでいる注文の品にそろそろ取りかからないと・・・。でもご安心(何が?)。来週帰るってのに1週間前になって「なんか作れるかしら?」なんてのん気なお客さんもおられました。日が迫っていたのでサッと作れる 銀糸その他を4点 ほど。ついでに仕入れたばっかりで使いたくてウズウズしていた根付の紐もちゃっかり装備。この根付の紐っていうのはこちらで買うのはまず不可能なので大量に仕入れたのでした。そんなに根付作ってどうするって意見もありますが・・・。キーホルダーやネックレスは丸環装備がほとんどなので、今回根付の紐をつけてみてうんうんやっぱり私は日本人って感じで異様に悦に入っているんですが。喜んでるのはもしやして私だけ・・・?
   さて銀糸ですが、銀糸といっても糸状で売ってるわけではなくて、普通の銀箔をしこしこはさみで切って作ってます。疲れます。それに久し振りに無線を立て続けに作ってみて思ったんですが、銅地に直接はやっぱり色が難しいですねえ。予定通りの色にならなくてもうちょっと、もうちょっとって焼いてるうちに噴釉。おめーーーーっ、お茶目なことすんなよーっ(涙)。でも青葉が黄色に紅葉しかかってる感じに仕上がったので許す。

  2002年6月30日(日)

   さて重い腰上げついでに 表札のご注文 を仕上げました。画像を見る限りでは、何ですか、正体不明のブツになってしまっておりますですね・・・。表札なものですから作品のかなりの部分を占めているお名前、出しちゃいけないんじゃなかろうかと思ったわけです。文字の部分は○ワタ教科書体の黒字です。聞いてみてOKとれたら、まんま出したいです。
   横からひゅってさしこむタイプの表札だそうで、あんまり厚くなったりたわんじゃったりすると入らなくなってしまうので、その辺が最初からずっと気になってました。銅板の打ち出しの前に加熱するとゆがみひずみが少なくなるって聞いてるんですが、今のところその加熱で酸化した銅を酸洗いする設備が整っていないので、とにかく均等に均等にを口ずさみながら打ち出し。その上で焼いてコテあて焼いてコテあて。しかもコテがないのでお好み焼きのヘラ2枚で代用。あたかも○てじゅうの店員さんであるかのように額に汗しながらじゅうじゅう、もといぐいぐい押しました。神様のようなその道の専門家 にお聞きするとひずみ修正には左官屋さんのコテが使い良いとのお話でした。なーるほど。ってことは?家庭用のアイロンでも良いのか?形が似ているぞ?(そういう問題じゃない気も・・・。) 最終焼成直前に釉薬をのせ終わった銅板を引っくり返すという、その場で世捨て人確定レベルのアクシデントに見舞われながらも、見た目は何とか平坦に完成。物は使いようねえ。日本から持ってきてはみたものの一度も使ったことがなかったのに偉いぞヘラ君!おかげで研ぎやすかったし。ってわけで今回は艶消しよりもひずみとの格闘がメインでした。オシマイ。
   ってわけでー、OK取れましたので全開です。吉田さん、大変大変お待たせしてどうも申し訳ありませんでした。(2002/07/02)

  2002年7月3日(水)

   表札その二 です。前作と違って苗字掲載のOKが出ませんでしたので、字の部分隠してあります。申し訳ないです。
   前回のもそうなんですが今回のも、私が普段作っているようなアクセサリーと違って、サイズとしては大きい方なんですね。そうすると下地を作るにしても色載せするにしても、何だか釉薬が見る見る減ってしまう。釉薬が途中でなくなっちゃって半分ぬった状態でごりごり釉薬作りをする羽目に。始める前に予測しろって、私。通常の5~6倍の面積あるんだから釉薬も5~6倍使うってことなんですけどね。頭では理解してても感覚が、ホレ、アクセサリー仕様になってるから、うん、足りる足りるなんて思っちゃったわけです。・・・全然足りねーよ。使用した色ほとんど全部注ぎ足したんじゃないかなあ。変に時間かかっちゃいました。人間窮地に立たされるととんでもないことをやりだすもので、なくなる寸前の色も出てきたりしたので、むくむくと悪知恵、いや作業の合理化を・・・。えーーい!あとは研石で研いじゃえーー!みたいな?えへ。だってひとっ走り行って買ってくるってわけにいきませんから、釉薬。この夏帰省したら補充しなくては。釉薬欠乏の話はこのくらいにして。やはり銀線負けてますねえ。すかして見ればちゃんと銀線色してるんですけど。個人的には銀線には負けて欲しくないんだけどなあ。ピンク系に異様に弱い気がします。勝ち負けじゃないんですが花柄はよく作るのでなんだか悔しい。(謎)

  2002年7月5日(金)

   いや~~、昨日は暑かったっス。こんな暑いのにナゼ私は電気炉なんぞをたかにゃいかんのだろうと、己の怠けグセにほとほと愛想が尽きたと申しましょうか、開き直ったと申しましょうか。帰省のお土産にと思って母上に ピアス 作りました。ナンのカンの言ってぢつは母上に七宝で何かを作ってあげたことがほとんどないのです。彼女は商売柄和服のことが多く、私が制作するようなアクセサリーはつけたくてもつけられない場合が多いからなんです。それでもキツい性格の人ですから、あたしに何か作れー作れーと、つけもしないのに催促するわけで。帯留めでもと思ってたのに注文した帯留めの金具が未だに届かず(もうかれこれ二ヶ月?)、中間とって(どこが?)ピアスになりました。しかし、表札のあとのピアスは速かった。とにかく速く感じた。釉薬もちょびっとで済んだし。あと形。楕円は形としてはわりと使い易いんですが、私が楕円を使うとどうしていつも昆虫系に見えてしまうのかしら。虫みたいに見えません?
   それともうひとつ、5555番の記念品 です。画像ではいぶしたみたいな色になっていますが、銅線使っています。実物はちゃんと銅色してるんですが。デジタルで実物の色に近づけるのって難しいですね。何とかならないものかしらん。

  2002年7月6日(土)

   病気じゃない人には無縁のものになってしまいますが、ピルケース を作ってみました。学生の頃に友人から イタリア旅行のお土産に同型のピルケース をもらったことがありまして、それは彫金が施してあるものでした。サイズからもわかるように全体でも3.5cm四方と小さいんですが、その小さいところに精緻な飾りが彫り込んであって、きれいだなあと思っていました。当時私は薬なんか無縁の健康優良学生だったため常用する薬などあるわけもなく、代わりに携帯用ピアスボックスとして愛用してきました。それが去年末あたりから身体の調子をガタガタと崩している私は、ちょうどいいやってんで私専用ピルケースを作ることにしたのでした。
   アクセサリー用の銀線というと厚さが0.05mmしかなく、前回のイヤリング で使っているのがそうなんですが、細かく繊細でたおやかな感じの模様に適しています。でも今回のピルケースの場合は銀線自体が模様といえるデザインだったので厚め(0.1mm)の銀線を使用しました。一生懸命下絵通りに折るんですが実際に植線すると計算通りにいかないもので、なんだか左へ1度かそこら、かしいでおりますですね・・・(涙)。

  2002年7月7日(日)

   私専用のピルケース だーい♪と旦那さんに見せびらかしたら、ボクも自分のが欲しいと言い出した・・・。常用してる薬なんかビタミン剤以外ないくせにー!おまけにあのビタミン剤、でっかくて2錠しか入らないのにー!しぶしぶ、模様のリクエスト何かあるの?と聞いたらスタトレシリーズのクリンゴン帝国の紋章ときた・・・。せっかく自分だけのオリジナルを持てるものを、いったい何が嬉しゅーて人様の考えんしゃったデザインを使いたいかな、あんたは・・・(涙)。頭に来たもんだから、あんたには想像力っちゅーもんがないんか!と反論したらたいそう激昂してしまったので、しょーがないから作りましたよ、クリンゴンのピルケース ・・・。出来あがりを見せたら大喜びしてたので、作って良かったかなとも思いましたが、もやもやと漂う不本意な気持ちを払拭できない私なのでした。誰からも文句きませんように・・・。
   さて今回の艶消しはちょっとヘンなことを試してみました。渦中のクリンゴン帝国 というのは、やたらと誇り高い、非常に好戦的なゴツい種族で形成されているお国なので、アクセサリー用のほそっこい銀線を使うよりはぶっといので作りたかったのです。でもデザイン上境界線として極細線が必要だったため、厚さの違う2種類の銀線を使ったのです。計画からして無理があったのに、第二焼成のときにうっかり焼きすぎて極細境界線をちょっと溶かしちゃったようで・・・。絶対艶消しにするつもりだったので研ぎが大変でした。

  2002年7月8日(月)

   アクセスカウンタ 6000番の記念品 を作りました。ゲッターさんのご希望により真鍮線です。(ほとんど強制かも・・・。)実は最近入手した情報によると、真鍮線は焼成回数が増えるとその分だけ線から釉薬が剥離しやすくなるんだそうです。以前から、真鍮線を使うと完成間近になってから真鍮線に沿ってデコっと釉薬がへっこんだりするので、不思議に思っていたのでした。それでその新情報の実証だーってことで真鍮線を使ったわけです。だがしかし。実際やってみるとやはり一回焼成で仕上げるというのは無理があるなあ。特に砥石をかけたい場合は無理ありすぎかも。少々の剥離覚悟で少なくとも二回は焼きたい感じ。というわけで有益な実験となりましたが、記念品のネコさん には実験台になってもらった形になってしまいました。すんまそん・・・。

  2002年7月12日(金)

   現在はどこの材料屋さんでも既に廃番になってしまっている アタッシュケース型携帯用お裁縫箱 です。数年前に今は亡き長沢先生の最後の在庫をタッチの差で購入したものです。鍵こそかかりませんが取っ手もちゃんとついているし、赤い布張りになっている中にはソーイングキットがちんまり収まっているという 優れ者 なのです。こんなかわいいのには長い時間かけてよく考えた七宝を作ってあげなくちゃと大事に仕舞い込んだあと、何も考えてないのに気付いたら4年も経っちゃってたというわけです。そんな紆余曲折があったものの、思い立ったら吉日ってわけで今回結構時間をかけてデザインを考えて、その倍くらい時間かけて配色考えて、いつもの3倍くらい時間かけて仕上げたのでした。ところが作り終わってみると今度はどちら向けに糊付けしたら良いかを迷い始めてしまいました・・・(トホホ)。時間かけて考えたんじゃなかったのか!って感じですね。
   さて前置きが長くなってしまいましたが、これを読んでおられる皆様へお願いです。どちら向けが良いかを決められずに難儀している優柔不断な管理人を助けてください!あなたはどちらが好きですか?アンケートに答えてくださった方の中から抽選で一名様に記念品を進呈しちゃいます。投票の締切りはー・・・、勝負がつくまで?(アンケートは終了しました。ありがとうございました!)

  2002年7月13日(土)

   6000番記念品 の実験結果の再確認のため、真鍮線の艶消しイヤリング を作ってみました。前回は植線したあと一回焼成のみで砥石をかけたのですが、今回は二回焼成してみました。結果としては前回とあーーんまし変らないような・・・。真鍮線の場合は一回焼こうが二回焼こうが、部分的に釉薬の剥離が発生するのは仕方がないようです。何の加減かたまに剥離が全然発生しない時もあるんですけどね。
   柄いきます、柄。実験も兼ねていたので簡単に作れるヒマワリです。夏だし。今週行ってきたアクセサリーの材料専門店でピアス用の金具を色々と仕入れてきたので、それも装備してみました。軽快だわー。七宝作るのも好きなんですけど、ペンチでぐりぐりやって金具をあれこれ細工するのも結構好きなんです、私。
   今日はもういっちょ、お直しです。落としたか硬いものに押しつけたかして、楕円形ヘアピンの へりが曲がっちゃいました。七宝は金属板をガラスでコーティングするようなものですから、その金属板が曲がっちゃうと当然割れたりヒビが入ったりします。でも修理できちゃうんです。まず金具が糊付けしてある場合は丸茹でします。そうすると接着剤がぺろんとはがれます。これは何だか日焼けあとの皮むいているみたいで割りと好きだったりします(えへ)。そのあとペンチで曲がったところを修正して、ついでに周辺の裏表の釉薬もはがしておきます。あとは通常通り。きれいに洗ってからはがれたところだけに同じ色を盛って焼成、おしまい。丸きり元通りとはいきませんが、そこそこ直せちゃいますですね。

  2002年7月14日(日)

   あと二日で帰省するというのに何の準備もせずにのんびり七宝作ったり企画を催したりしてて良いのか?管理人。一旦凝り出すと狂ったようにやり続けてしまうというのも私の数多い悪癖の一つです。それも他にやるべきことがある時に限って・・・。
   さてお久しぶりの バレッタ です。真鍮線に凝り出したようです。多分一過性でしょうが。真鍮線は平線だと釉薬の剥離が甚だ目立つんですけど、丸線の場合はそんなでもないみたいです。銅丸線も素朴で良いのですが、真鍮線は金ブラシでゴシゴシやると金色に輝くので美しいですね。ただ、銅線もそうなんですけど銀線と違って簡単に折れてくれないのが難点です。今回のヘアピンはずっと前に別の作品に使おうと思って切り出してあった銅板を転用したものですが、その時の作品のデザイン上、穴が二つ開けてありました。ヘアピンにするのに穴をもう一個増やしてちんちろをつけたわけです。ちんちろって勝手に呼んでるだけですが、私、こういう何かが複数垂れ下がってるのって何だか無性に好きなんです。かんざしとかインディアンのジャケットとか。(プレスリーのコスチュームはヤだけど。) あと掛け軸とかカーテンの留め紐(?)なんかによく使われている房々も好きなんですー、って何言い出してんだ、私。おつむがオーバーヒート気味。

  2002年7月16日(火)

   いよいよ明日早朝機上の人となるわけですが、それにしても仕事部屋がすごい散らかりようです。ぽちぽちと片付けながら最後のお勤めと申しましょうか、数年前に片っぽ作ったきりでほったらかしにしていた イヤリング を仕上げてしまいました。画像でいうと左が前からあった方、右が新しく作った方です。最初に作ったときは二つめの第二焼成時に銀線をお見事に溶かしてしまって、再度作り直す気力が出ず、長ーーーい間いっこのままだったのです。ところが仕事部屋を片付けていると 銀巻きまで準備してある状態のもう片方 がポロリと出てきたので、これなら植線も簡単そうだし作っちゃえ!ということで。3年近くも前に作ったものなので色も銀線の種類も微妙に違ってるかもしれません。実際よぉーく見てみると新しい方の銀線は古い方よりかなり薄いようです。それに3年の間に私の植線技術もわずかながらも進歩したようで(自分で言うか)、銀線がこころもち安定しているような気がします。見かけよりもアールがきつく植線しにくかったので、失敗した時に立ち直れなかったものと思われます。配色としては今の季節にはちょっと暑苦しいので、着用はクリスマスあたりまで楽しみにとっておきましょうという感じですか。

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