ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#5
  2002年9月26日(木)

   隔年の夏の御勤めをつつがなく終了、涼しくなったところで秋の 新作第一弾 です。秋の新作のくせにヒマワリ?ってな突っ込みが入りそうですが、夏場のご注文だったもので・・・。おまけに背景はターコイズブルーとのご指定だったので、これはどう見たって海水浴ーっ!夏休みーっ!って主張してるピルケースですね。でも季節のズレを別にすると、やはりブルーとヒマワリの黄色というのはさわやかな配色ですね。花びらの黄色のぼかしで気が付いたことは、系統の違う黄色でぼかすとぐぐっと立体感が出るということでした。今までは同じ色の濃淡でぼかすことが多かったんですが、今回思い切って違う系統の色でぼかしてみたんです。するとあら不思議、妙にリアルな色合いが出現。わーすごいすごい!と喜ぶ私、以前故長沢先生のおっしゃってた一言をひょいと思い出して愕然としました。先生は「私はね、紫のぼかしにちょっとだけ紺入れるのよー。」とおっしゃったのです。ああーーっ!こういうことだったのですね、先生!「系統の違う色でぼかすと立体感が出る」とおっしゃったわけではないので、その時は今一つピンと来なかったのですが、こういう風に実際に結果を目の当たりにすると実感湧きますですね。それにしたってなんてトロい私。
   さて今回のピルケースはこの夏のお里帰りで仕入れてきたアイテムであります。以前作った正方形のピルケースと違って、このピルケースの内部 は三つに区切られていてフタの裏面が鏡になっています。輪郭が曲線なので優しげでこちらのピルケースの方が個人的には好きですね。まだ数個在庫があるので次はどんなのを作ろうかと楽しみです。それから、今秋から導入された新兵器、もう一つあります。デジカメです。今までは完成した作品をスキャナーで直接取り込んでいたのですが、今回からはわたくし、製作者兼フォトグラファーとなっております(えっへん)。デジカメというのは本当にお利口ですねえ。ある新聞によりますとデジカメ購入理由の第一位は商品のカタログ作成用とのことでしたが、さもありなんでございますね。華奢で制作しているような小物の撮影には本当にうってつけです。特にピルケースのような小物なんだけれども立体なものとなると、スキャナーで取り込むには限界があるのでとっても助かります。

  2002年9月27日(金)

   間を入れず秋の 新作第二弾 です。今度こそ秋っぽいです。これも先日の ピルケース と同じく、夏に新しく仕入れたアイテムでございます。勝手に 二面鏡 って呼んでます。最近はコンパクト何ちょれってのがやたらと増えちゃって、紛らわしいから二面鏡。でもやっぱりフタを開けるとついテクマクマヤコンと言いたくなってしまうのは私だけではないでしょう。
   さて今回の作品は猫好きな方への贈り物ということでご注文を頂きました。私の作品のほとんどは抽象か植物なので、このご注文をいただいた時は実のところちょびっとだけ慌てました。動物には表情もあるし毛並みもあるし、そういう微妙なニュアンスがうまく出せるかどうか不安だったのです。初めての気合入ったにゃんこなので、色々考えたんですが無難に気に入った猫の写真をそのまま銀線で描いてみることに。失敗しちゃったらイヤだし。するとやっぱりむずい・・・。目の輪郭、角度一つで感じが全く違ってしまう。ひーひー泣きましたよ、ちっさいしさー、お目々・・・。ま、でも何事も最初から上手にできるわけがないと自分を慰めて。配色は落ち着いた雰囲気にしたかったのでなんとか思惑通りにいったんじゃないかなと思ってます。画像でははっきり出ていませんが、背景は真っ黒なんです。黒色と茶色ってもっていき方によっては落ち着いた穏やかな感じが出せますね。とかなんとかウダウダ書いて誤魔化してますけど、お気付きになった方いらっしゃるかしら。ぢ、ぢつは研ぎ終わってから大きな大きな忘れ物に気が付いたんです。ヒゲ忘れました、ヒゲ。ごめんよー、タマ(勝手に命名)。

  2002年10月3日(木)

   さあ難しいです、ループタイ です、男性用です。私はもともとその繊細にして華麗なところに魅了されて七宝の道に入ったわけですから。そういうの男性って身に付けませんよね?難しいです。漠然と抽象だろうなーとは考えていたんですが、具体的にどうしましょってなると困っちゃいました。考えあぐねた末、マーブル試してみることにしました。考えあぐねた末にしては、偶然美に賭けただけのいわば苦し紛れと言えないこともありませんが。でも極めたマーブル七宝というのは最初からでき上がりをきちんと予想した施釉をするんだそうです。すんまへん、いきあたりばったりで・・・。マーブルは一回しか焼かないので、通常はタブーの厚塗りがOKなんです。良心の呵責を覚えるくらい、これでもかっていうくらい釉薬のせます。ここまではいいんですけど、その後のグニグニは何回やっても緊張しますね。
   二つ目の作品は 女の子用のネックレス です。前回の ちっちゃな女の子仕様 と同様の理由で銅丸線を使用しました。この子の場合は青色が好き!とはっきりとリクエストを聞いていたので、わりと作りやすかったです。
   最後に 7888番の記念品 を。ついでに作ったっていうのがもろバレの銅丸線です。こっちの銅線は釉薬かぶってしまって、一部赤くなってしまいました。ごめんねー。

  2002年10月9日(水)

   前回のヒマワリのピルケース のお客様があれをとても気に入ってくださり、同じのをもうふたつ作ることになりました。手作りのものは何でもそうですが、全く同じものを再び作るのは不可能です。とはいってもデザインの使い回しはできるわけで、今回のヒマワリ は向きを変えて艶消しにしてみました。画像で見ると 艶消しにしてあるのとないの との判別はつきにくいようですが、実物ははっきり違っています。艶有り(?)の表面はピカピカつるつるって感じなんですが、艶消しはすべすべサラサラって感じです。
   七宝の技法の一つに >彫金板 というのがあります。模様が彫り込んである銅板に色を差すものなんですが、自分で彫金板を打ち出さない限り、既に模様の入っている市販の銅板を使用することになります。釉薬をのせて焼くだけでそれなりのものが仕上がるのでお手軽なんですが、逆にオリジナリティーが全く欠如してしまうわけです。そんな訳で私は彫金板の作品を作ることはほとんどないのですが、ちょっと事情があってここ何日間か彫金板を作り続けていました。私は以前、銅線より銀線の方が簡単とほざきましたが、色差しに関しては有線より無線、無線より彫金板が遥かに難しいと思うのです。でこぼこした表面に薄く均等に、その上色の境界線もボケてしまわないように丹念にこつこつと色のせしてゆくわけですから、細かい模様になると気が遠くなるような作業です。彫金板を敬遠するのは、創造性の余地のないこともそうですが、実はこの地道な作業がうっとおしいからというのが本音といえば本音なのです。今回はそれを六つも立て続けに作ったわけですから、銀地以外での発色のさせ方やら色差しの基本やら、図らずも短期集中七宝特訓コースを受けたようなかたちになったのです。おかげで今回の艶消しの研ぎはあっけないほどスムーズに済んでしまいました。いつもならどれだけ研いでもピカッと光る部分が残ってしまってやむなく奥の手を使ったりしたもんなんですが。いやいや、基本ってホントに大事ですね。

  2002年10月11日(金)

   またまた ピルケース です。リクエストは苦手なバラ。それも青いバラ。前回のバラ では植線で散々苦労したので、バラは私の苦手アイテムNo.1に決定したわけなんですが、今回のバラはそれを見越して植線しやすいように色々工夫しました。工夫というよりは素材の考察といった方が良いですね。元ネタがうちの庭にキレイに咲いたバラだったので、新兵器のデジカメで撮影した画像をこねくり回して植線しやすい環境を整えることができたというわけです。拡大した画像を見て細部を確認したりピンクのバラを青いバラに変えたりと、PCがないともはやお仕事になりませんです、私。昔の職人さんはエライなあ。

  2002年10月14日(月)

   最後の ヒマワリ です。いやいや、さすがにイヤんなっちゃいましたよう、ここまで続くと。合計3つヒマワリを作ったんですがそれぞれ微妙に変えてあるので、どなたの元に届くのかはわかりませんが、3つ同時にいっせーので見せっこしても大丈夫というわけです。青バラも入れるとピルケースが4つ出てしまったので、そろそろ在庫が切れかかっています。ご希望の方はお早めにぃ~、とか言ってみる。

  2002年10月15日(火)

   やばいやばい!今日会う予定の人物にお誕生日の贈り物を作らないといけないのをコロッと忘れてましたー。大急ぎで ミニピン を作りました。真鍮線です。今回の真鍮線は3回焼成しましたが釉薬の剥離は見られないようでした。タイミングと運かしらー。それとも単に急いで作ったから?よくわかんないわー、真鍮線。
   ところで・・・。よっぽどの事情がない限りタダであげる作品には銀線を使わない私ってえげつないっすか・・・?

  2002年10月29日(火)

   せっかく調子づいて七宝作りに励んでいたのに(っつか励んでいたからか?)、体の具合が悪くなっちまいまして生まれて初めて手術なるものを受けてしまいました。手術中はいーい気持ちで寝てるから問題ないんですが、術後はどう考えたってヤ!ですね(涙)。身体に穴が開いててその穴が縫ってあるっていう事実がもーーキモくてキモくて、考えただけで全身から力がでででーーと抜けます。このぶきっちょな結び目はなんとかならんのかー!などと文句たれてるうちに(あ、でもほんとはとっても腕の良いお医者様に執刀していただいたのです。)、何とか通常生活できるようになったので七宝作りを再開しました。
   てな訳で前置きが長くなりましたが、今回の新作は ブドウのイヤリング です。ブレスレットとのセットのご注文です。背景はターコイズ色にして欲しいとのことだったので銀箔なしです。ターコイズって色に透明感がないので艶消しにした方が良いかなとも考えたんですが、次に控えているブレスレットのことを思うと、お腹の縫い目のことを考えるよりぞっとしたので、艶消しにしませんでしたー。すんまそん、ずぼらで・・・。

  2002年11月1日(金)

   9000番の記念品 をアップしました。9000番ゲッターのみぃさんのご希望により、羊です。記念品の定番・真鍮線で作ったのですが、急ぎすぎて線が動いてしまいました。それもたぁ~くさん・・・(涙)。目と鼻とお口。植線直後はちゃんと所定の位置にあったんです。なのに甘焼してみると、う、動いてるよ、線・・・。でも取り返しのつかないほど動いてたわけではないので、そのまま制作しました(汗)。すんまそん、みぃさん。
   ちなみにこの羊はこちらのTVで流れている某マットレスのCMキャラなんですけど、これがまたかわいいんだ。その会社のマットレスで眠るととても良く眠れるので人々は羊を数える必要がなくなり、その結果仕事にあぶれてしまう気の毒な羊の群れというテーマで、シリーズで幾つか流れてるんです。勝手に使ってるのでこれ以上詳しいことは割愛させて頂きますが・・・。

  2002年11月3日(日)

   久し振りにぶら下がらないタイプの イヤリング を作ってみました。ピアスです。紫と薄いブラウンをぼかしたんですが、でき上がりを家人に見せるとなんと「なんか気持ち悪い配色ぅ~!」とか言われてしまいました。キ、キモいですかね?多分彼にとっては配色もそうなんでしょうが、模様もきしょい理由のひとつなんじゃないかなって思います。つい先日こちらではハロウィーンがあったんですが、扮装のメーキャップなどを観察してみると、こちらの人の連想するお化け(幽霊とかではなくて化け物)って肌が紫色だったり緑色だったりすることが多いんですよね。その上ブツブツでき物とかあったり。このイヤリングの模様と配色はそういう感じを連想させてしまうのかしらー、なんて考えたりしてるんですが。だとするとー・・・、困りましたね、もう完成しちゃってるんスけど。(汗)

  2002年11月4日(月)

   こんなところに住んでいながら、その上着物なんか持って来てもいないくせに 帯留め なんか作ってどーするんだ。誰かが買ってくれるのを期待してるってバレバレ?
   そんな訳で和装小物の色合いとか模様とかについてはてんでわかってない私。なんだかやりにくかったなあ。帯ってぎゅうぎゅう絞めるもんって気がするのでその上からつける帯留めは頑丈じゃなきゃいけないものなのかしら。金具 を見てみるとなんだかちゃちぃし、あんなんでぎゅうぎゅうできるのかなあ。あんまり力入れて引っ張ると七宝部分がメキメキッていっちゃいそう。でも帯留めはぎゅうぎゅうしないのかも知れない。うん、そういうことにしておこう。

  2002年11月5日(火)

   私は七宝はできても彫金は習ったことないんです。いずれはきちんと習っておかないといけないなとは思っているのですが、教室がなかなかみつかりません。彫金ができると自分の好きな枠なんかを銀で作ったりできるんでしょうけど・・・。枠付きにしたいときは今のところ枠付きの銅板を買って我慢してます(トホホ)。
   ってなことで今回の新作は 枠付きイヤリング紐&枠付きペンダント です。サイズは全く同じです。久し振りにアールのきつぅ~いのをやったんで色差しがし難いし難い。でもアールのきついのは、やりにくい分高そうに見えるなあ。なるほど、世の中ちゃんと辻褄が合うようになってるのね。(謎)

  2002年11月7日(木)

   前回作った枠付き枠付きイヤリングと紐&枠付きペンダント と同じような感じで滴の形がもう少し太めのがあるんですが、今回はそれをを作るつもりでした。というより作ったんですが、最終焼成中にこともあろうにぼんやりと考え事をしてしまったんです。あっっ!と思ったときは10秒ほど遅すぎ・・・(大泣)。厚めの銀線を使ったのにもかかわらず、徹底的に溶けてしまいました。こんな見事な 大ボケ は久し振りです。その上悪いことに3ピース同時に焼いていたので3ピース全て使い物にならなくなったという・・・。何考えてたんだよぉーーーっっ!!私っっ!あまりのショックの大きさに3ピースも犠牲にしてまで考えていたことはすっかり忘却の彼方です。
   前置きが長くなってしまいましたが気を取り直して作った今回の新作は同じく 枠付きのブローチ です。大失敗の後とあって神経使ったせいかすんなり艶消しできました。めでたしめでたし。でもやっぱり心のどこかに空洞が・・・(ひつこい)。

  2002年11月8日(金)

   前作 と同型の 枠付きのペンダントトップ です。超シンプルなデザインに我ながら唖然とします。柄がシンプルな分、色で勝負!とか意気込み配色事典なぞ引っ張り出して色々と考えてはみたんですが、あーだこーだと迷っているうちに頭痛がしてきて(知恵熱?)、結局いつものよーな配色になってしまいました。一応青い部分は4色をぼかしたりして小細工を弄してはいるんですけどね。
   その代わりと言っちゃなんなんですが、ただまん丸いのがぶら下がってるペンダントじゃなくて、いっそ逆さまにして石なんかを1~2個チンチロリンと下げたりして ブローチ にしちゃおうかなーなどと目論んでおります。そっちのがかわいいと思うんですがどースかね?

  2002年11月11日(月)

   私は作品を作るときには、よっぽどの大作じゃない限りは何個かずつを流れ作業で作るようにしています。作業を大きく分けるとデザインを考える、下準備をする、植線する、色差しする、と4段階あるんですが、それぞれの段階で必要な道具が違ってくるので、異なる作業をあれこれやると机の上がとんでもないことになってしまうからです。それぞれに専用の作業机が欲しいなあーなんて思ってるんですが、私の狭い仕事部屋ではどう配置を工夫しようがこれ以上は無理。そうなってくるともっと広い仕事部屋が欲しいなあー・・・、とか思う前に掃除しろ、掃除。
   さて、ブツブツ言ってないで新作のご紹介に移りたいと思います。ネックレス です。銀有線なんですが、今回のは銀箔も白も使っていません。試しに白透の上から植線してみたのです。普通は銀箔か下地の色(たいていは白)に植線するのですが、やっちゃダメな理由もなさそうだったのでやってみました。白透は私の苦手な色のひとつで、おそらく焼成温度調節が完璧でないからだと思うんですが、その時々で色が違って焼き上がってしまうんですよね、これが・・・。そのあと色差しして焼き焼きしているうちに直るみたいなんであんまり気にしてないんですけど。今回のも(ぉ)下準備でオレンジと赤がまだらになったみたいに焼き上がったんですが、最後には何となく予定通りの色に仕上がってます。ヘンな奴だよ、白透は。

  2002年11月12日(火)

   再び ネックレス です。アールのきつい銅板なので細かい模様にしてみました。それなりに大変だったんですけど、それ以上になんだか個人的に気に入ってしまったので、自分のモノにしちゃうことにしました(えへ)。牙のような角のような剣のようなあばら骨のような感じを出したかったんですが(ハッキリしろって?)、思いの外うまくいったので調子こいてタイトルなど付けることにして現在考え中。おほほ。

  2002年11月14日(木)

   穴開きネックレス第2弾 です。今回思ったのは技術的なことよりもデザイン的なこと。実は今回のもなんですが、前作 といい キモいとか言われたピアス といい、第三者から見ると私が当初イメージしたデザインとは全く違って見えている(らしい)ことが結構多い。・・・ナゼなのだ(汗)。特別企画にまでなった例のスーツケース型ソーイングセットもいろいろと言われてますし(涙)。因みに今回のは羽根とか翼が原形だったんですが、クリスマスツリーに見えてしまう・・・らしい。つか言われてみると私にもそう見えてくるからヤダ(涙)。デザインにもう少し時間かけろって見方もありますが。

  2002年11月15日(金)

   そろそろ抽象に疲れてきたので作り慣れてる 小花 にしました。しかし作り慣れてるつもりが何だか花の色が変・・・(大汗)。花白という名前の半透明の釉薬があるんですが、これを使い誤ってしまったみたいです。この釉薬は透明色を白色に薄ぅ~くぼかしたい時に欠かせない釉薬で、特に花びらなんかには絶対必要になってきます。いつもは花びらの色とこの花白をぼかすのですが、今回はちょっと実験的に下層に花びらの色(ここではピンク)を差し、その上から花白をかぶせてみたのです。割りとワクワクしながらやってみたのですが、想像通りにはいかなかったようで・・・。こんなことなら実験なんかしなきゃ良かったと悔やんでみても後の祭・・・。そんな訳で仕上げは艶消しにしようかどうしようか散々迷ってしまいました。なんせ半透明炸裂しまくってますから色に透明感が出てない。それなのに銀箔が張ってある。チクショーッ!・・・艶消しにしました。うううっっ(涙)。

  2002年11月17日(日)

   ここ何週間か調子こいて銀線使ってきてふと気が付いたらなんと銀線がなくなりかけてるでわっっ!!(滝汗)使えばそりゃなくなりますがちょっと困った事態に(涙)。小物シリーズで良いのを作ろうと思っていたので、何点か込み入ったのを考えてあったのです。せっかく力入れるんなら銀線ふんだんに使いたいスからねー。今度はリールで注文してみようかしら。
   って訳で急遽わりと力の入っていない(ぉ)作品作りに方向転換。ふんだんに残ってる(笑)真鍮線を使って大昔に準備したままになってた ペンダントトップ を作ってしまいました。しかし今回の真鍮線はすんげーヤな性格してた。あっちもこっちも釉薬が剥離しちゃって、おまけに端っこギリギリまで植線したので剥離ついでにポロッとかはがれやがるし(怒)。はがれた部分を補って焼くと次は他のところがって感じでますますドツボに。線から釉薬が剥離するって、作品全体から考えると実はとんでもなく厄介なことなのね・・・。今回みたいに植線部分が全域にわたっている場合は真鍮線はタブーのようで。しょうがないので適当なところで切り上げちゃいましたよ・・・(涙)。すんまそん。

  2002年11月18日(月)

   こちらで銀線を入手できないかといろいろと模索中だった数年前、知り合いがこれはどうかねと送ってくれたニセ銀線。純銀ではないので真鍮線ほどではないにしろほんの少し釉薬の剥離が発生します。それよりなにより焼き上がりが汚い。不純だしぶ厚いので全く使ってなかったのですが、背に腹は変えられないので使わせていただきました。ペンダントトップの 27番28番 です。
   普通植線したあと軽く焼き、下地の釉薬を糊代わりにして線を固定します。ところがこの銀線、不純だからか太いからかはっきりしませんが、おとなしく固定されてくれない。糊の役目をしている周囲の釉薬を剥ぎ取ってまで元の形に戻ろうとする。更に冷めた後に七宝部分にヒビを入れる。とんでもない曲者です。なら使うなーっ!と突っ込みが入りそう。ただ単に一旦力抜くと止め処もなく抜けていってるってだけ?

  2002年11月20日(水)

   やっと仕上げました、ブドウのブレスレット ・・・。しかしこのタイプのブレスレットは何回作ってもなんか納得いかないなあ。単純計算すると中型のブローチなんかの6倍の材料と労力を使ってることになる訳だけど、まさかお値段も6倍にするってわけにもいかないし。納得いかないなあ。割に合わないなあ。はあぁ・・・(溜息)。ま、でも苦労して作ったのが気に入ってもらえればそれでいいかな。

  2002年11月25日(月)

   ひやーー!行ってきましたよ、バザー。結果的には4分の1も売れなかったんですが、いろいろと勉強になりました。今日の新作 はそのバザーで注文のあったものです。久し振りの平脱の上に 過去作品 の色違いというご注文だったので、早速作ってみることにしました。どうです?結構うりふたつでそ(うふ)?画面ではわかりにくいのですが、古い方の背景は紫、新作の方が青になってます。
   実はこの青なんですが、ちょっと気になってることがあります。異なった下地色の上での釉薬の発色を見るために色見本を作ることにしてるんですけど、青系の発色がどうも色見本と違うんです。もともと青はあまり使わない色なので、今まで大して気にしていなかったんですが、今回の作品では難儀してしまいました。あまり使わないから変色しちゃったのか、色見本に使った釉薬とメーカーが違うのかのどっちかだと思うんですが・・・。とことん洗い直すか色見本を作り直すかする必要があるようです。

  2002年11月27日(水)

   先日 痛恨の銀線溶かし をやらかしてしまった同型材料の雪辱戦です。抽象で暖色、特にオレンジというリクエストだったので こんな感じ のを作ってみました。オレンジという色も赤に次いで難しい色で、色の数も少ししかありません。あ、もしかしたら私が使わないだけでほんとはバリエーションいっぱいあるのかも知れませんが・・・。とにかくいつもは脇役にまわる事の多いオレンジですが、今回は堂々の主役色でーーーす!とかなんとか言ってますがやっぱ使い難くて、結局ワタクシ定番の緑にご登場願ったと。
   それにもうひとつの苦しかった点は、銀線不足。いつも使っているタイプがほとんど残っていないので幅の細い銀線(0.6mm)を使ってみたんですが、どうもいけません。普通透明色は薄めの色を2~3度重ね焼きして濃さを調整するのですが、なんか今回1回目で終わってしまった感じ? 2回目に盛った分は研いだらなくなっちゃったんスけど・・・。

  2002年11月28日(木)

   前作 とセットの イヤリング を作ってみました。クリップ式のイヤリングを想定して作ったので何だかおかしな形です。お揃いのネックレスと同様、やはり0.6mm幅の銀線です。だめだねー、0.6mm・・・。同じ苦労して植線しても色が思い通りに出せないんだからヤんなっちゃうですよー。おまけにオレンジだし(ぉ)。気乗りできずに作るってちょっと苦痛・・・。
   しかし0.6mmってどういう作品に使うハズなんだろう。一回焼成で仕上げる銀有線?んーむ、わからん。

  2002年12月9日(月)

   銀線待ち中です。銀線と一緒に食材もたくさん発注したので発送元(実家とも言う)はてこずっている模様・・・。
   という事情なのでオニ久し振りの七宝ペンを使ってこれまた長い間引出しに転がっていた スイッチプレート を作ってみました。七宝ペンというのは金属を含んだインクのマーカーで(おそらく)、書割りと似たような効果が得られるのですが、何しろペンですから書割りと比べると遥かに書き易いため、使い方によっては大変重宝する代物なのです。今回のスイッチプレートみたいなどちらかというと実用的で銀線はもったいなくて使いたくないけど線は欲しいなあというアイテムにピッタリ。

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