ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#8
  2003年10月6日(月)

   暑い暑いと文句を言っているうちにあっという間に夏が過ぎ、気が付いたら暖房入れる季節になりました。そのあっという間の三ヶ月間、なんと私はたったひとつの七宝も作りませんでした。なんちゅーずぼら者でしょうか。忙しかった訳でもないんですけどねえ・・・。時間があればあるだけダラダラと過ごしてしまう、私の悪い癖です。贅沢っちゃー贅沢だけど。
   というわけで秋の夜長を温かく過ごすべくどっこらしょと腰を上げ、三ヶ月ぶりに炉に火を入れました(電源入れるだけだけど・・・)。この春から夏にかけてちんまいのばっかり作ってたので、この秋冬は少し大き目の作品を作ろうかなと思い、まず手始めに かすみ七宝のイヤリング を作りました。やっぱり私、好きだなあ、かすみ。焼成回数は多くなりますが、失敗しにくい上にしっとり落ち着いた仕上がりになるから。

  2003年10月6日(月) その2

   三つ同時進行で作ったので何だかややこしくなりましたが、かすみ七宝に引き続き フリット七宝のイヤリング銀糸のペンダントトップ を作りました。銀線使ってないのは手始めだからって手を抜いているからではありません(・・・多分)。三ヶ月も放置されていた釉薬を、水洗いつつ発色の様子を見ながら作っているためです(ホンマか)。今回のこの二作品では、画像では違いがはっきりわかりませんが、違うメーカーの赤を使用しています。両方とも「ウス赤」って名前なんですが色目が大分違いますね。赤はどれも似たような名前なのでいつもごっちゃになっちゃいます。同じ条件下で赤ばっかりの色見本作っといた方が良いかもしれないなあ。・・・ちなみにイヤリングはイチゴのモチーフでもないし、釉薬が白濁したわけでもなくて、単に思惑通りに行かなかっただけです・・・(涙)。

  2003年10月8日(水)

   極端な性格で相済みません。今日も三つ同時進行で作りました。無線七宝のイヤリング七宝ペンのイヤリング真鍮線のペンダントトップ です。
   順に解説していきますと、まず無線七宝。焼成時間が長すぎたのか線が流れてうにうになストライプになってしまいました。だもんで小細工を弄しました(テヘッ)。七宝ペンを使って黒の輪郭を修正しちゃいました。花白じゃなくて不透明白使った方が良かったのかもなあ、白線・・・。
   次に七宝ペン。一時期はまっていたので慣れたモンです。秋冬らしくシックな色合いでまとめてみました。
   さて最後の真鍮線なんですが。これがまたとんでもないことになってしまいまして・・・。まず植線した真鍮線を焼いて固定したらパッタリと線が倒れてしまいました。更に泣き面に蜂で焼成一回目にして釉薬の剥離。がががーーっ!運が悪かったと言えばオシマイですが、それなりにへコみました。倒れた線を起こせるだけ起こして一回焼成で砥石をかけたんですが、やっぱ変ですよね。色的には良い感じだったので余計かなすい・・・。

  2003年10月10日(金)

   だいぶ前に作った バレッタ にケルト模様を簡素化したものがあったんですが、今回 はそんな感じのをもちっと細かく植線してみました。植線に臨んでああだこうだと考えてはみたんですが、やっぱり平線では難しいものあるので銅丸線で挑戦。銅線は焼くと表面が酸化してしまうため通常なら希硫酸などで洗うのですが、うちにそんなゴーカなものはないので(買え)、ガシガシ研いで艶消しにしました。画像ではうまく出ていませんが、枠の色とおそろの銅線はキラキラしてます。ただ丸線は高さが出ないので色が薄くなってしまいましたが、ケルト模様はちゃんとそれらしく植線できたので、プラマイゼロってところですか。

  2003年10月12日(日)

   有線作品の下準備の間に知り合いの お誕生日の贈り物 をちゃちゃっと作っちゃいました。青色が好きだそうなので徹底的に青。フリットも、濃紺と水色などいろんな青系を乗っけてみたんですが、例のごとく水色が溶けませんでしたね。粒が大きめだったからかしら。でも近頃はこの溶けそこないの面白い効果に密かな楽しみを抱き始めていて、今回も興味深い作品となりました。願わくば事前に溶け易いフリットと溶け難いフリットの見分けがついたらいいのになあ・・・などと思っています。

  2003年10月12日(日) その2

   お次は 銀より線のブローチ(ちんちろ付き) です。背景に透明のフリットを配置してみました。よってあっても一応銀線だってわけで、高温になり過ぎないように気を使いすぎて、完全に溶けませんでした。おまけに透明のフリットのふりした赤が一個混じってしまって、ちょと間抜け。赤釉薬は焼く前はほとんど白透と同じ色をしています。焼くと赤色に発色するのでうっかり混ざっちゃうと悲惨なことになります。む?ってことは赤いフリットが溶け難いのは既に一度焼かれてるからかしら・・・。

  2003年10月13日(月)

   どうしようかなあと相当迷ったんですが、思い切って 人面柄のピルケース に挑戦。制作を迷っていたのはもちろん目が難しいから。表情モロ出しの顔はちょっとまだおっかないので、無表情なてんてん眉の顔にしました。家人が「このてんてんは何や。」と聞くのでネットで調査してみたら、奈良時代以降に宮廷でブレイクした眉の描き方だそうで、もっと意味深な由来を期待していた私はちょっとがっくり。おじゃると一緒ってことかーっ。あ、いや、てんてん眉はどうでもよくて、銀線。きっちり折れるように厚めの幅広めを使ったんですが、幅が広い分七宝部分も厚くなるわけで、そんなの誤差とでも思ってたのでしょうか裏引きをうっかりいつものように塗ってしまった愚か者は、ピシピシと音をたてながら冷めていくてんてん眉に肝を冷やしましたとさ。あああ、眠くって文章変・・・。

  2003年10月14日(火)

   キーホルダーって使い道ないよなあ、お土産なんかでもらったりしてどっさりあるけど・・・。などと考えながらも、先日買った金具を使ってみたくて作ってみました・・・。ミルフィオリの透明フリットの を2つ。
   今回気合入れて押しました、ミルフィオリ。どっかでデコボコしてたらコテで押すと書いてあったのを読んだので、さっそくお好み焼きヘラでぐいぐい押しました。電気炉から出さずに押したら手が燃えそうになったので闇雲に押したら、横にはみ出てしまいましたよ(涙)。でも今までのような表面ニキビにならずいい感じ。どうも押して広がる分を計算に入れて、隙間を空けずに乗せられるだけ乗せるとカタログみたいなミルフィオリになるようです。私がやってたみたいにぽちんぽちんと配置しちゃダメみたい。
   もうひとつのフリット。背景に使った釉薬、完全に死んでますね。実はこの釉薬、こっちに来てからすぐ地元のお店で買ったものなので鮮度がいまひとつ不明。当時(多分今も)、業界が下火で閉店に向けて在庫処分中とかやってたくらいだから、買った時点でものすごーく古かったのかも・・・。色はきれいな緑色のはずなんですけどね。

  2003年10月15日(水)

[ その1 ]
   前回の ミルフィオリのキーホルダー で気を良くした私は、次に フルミルフィオリのブローチ を作ってみました。思い切りよく焼けばよかったのでしょうが、小心者の私は焼き過ぎが怖くて焼成時間を中途半端にしてしまい、表面がちっとばかしうにうにしてしまいました。それに枠付きなので押しすぎてあんまり外にはみ出されても困るなと思ったのもあるかな。でもここまで盛大にミルフィオリを使うと、作ったー!って感じがして爽快です。ミルフィオリといえばやっぱりこんな感じにコロンとしてるのがかわいいですよね。
[ その2 ]
   その1のブローチとセットのつもりで イヤリング を作ったんですが、なんだか色合いが全く違ってしまいました。頭の中だけで色選んじゃだめね・・・(涙)。
[ その3 ]
   セットにできずあんまりくやしくて寝るに寝られず、ど根性で作りました、今度こそセットのイヤリング。並べて見てみると こんな感じ。しかし濃いぃーなあ、これ・・・(汗)。ブローチ作ってるときはカラフルでかわいいのと思って作りましたが、セットで並べてみるとインパクト強すぎって感じ?どんな服着れっつーのよ。でもま、ミルフィオリなんとなくコツが掴めたので良しとしよう。それにあんまりやり過ぎると第二の壁にブチあたりそうな気がするのでこの辺で切り上げた方が・・・。とか言いつつ実はこのイヤリングはプチトラブルの連続でした。もともと穴の開いた銅板だったのでミルフィオリで埋めちゃうつもりだったんですが、片っぽだけ(左)埋まってもう片っぽ(右)はポカンと穴が開いたまま・・・(涙)。そのままにはできないので白透で埋めたんですけど、やっぱり埋めたのがバレバレでいやーんな感じ。おまけに左ピースを仕上げに焼いたら、真ん中に結構大きなひびが入って、これも仕方なく白透でちまちまと補修・・・(再涙)。この辺になるとおそらく焼成温度とか除冷とかのムツカシーお話になっちゃうんじゃないかなあ。温度計が付いてないミルフィオリ未熟者の私には太刀打ちできない世界です・・・(ため息)。とにかくミルフィオリは急場しのぎには持って来いな技法なので(紙と鉛筆持ってデザイン考えなくてよいし、一回焼成でほぼ仕上がる)、これからも第二の壁の隙を狙って作ってみようかと思います。

  2003年10月16日(木)

   ミルフィオリと同様思い通りにできたためしのなかった噴釉を今回がんばってみました。イヤリングの31番 です。がんばってみたんですけど、やっぱりだめですねえ。期待してるよりずーっと斑点が小さい。やっぱり温度を一定にできないと無理なのかもしれないなあ。左右で形の違うタイプのイヤリングならばそういう模様なの!と言い張れるだろうけど(笑)。
   それともうひとつ、しばらく作ってなかった バレッタ を増やしました。ミルフィオリというのは施釉した上に乗っけてるだけなので、アールのきついバレッタではおとなしく乗っかってないだろうなと思い、焼いてからお好み焼きヘラで修正しました。これ、飴をくにゃっと曲げてるみたいでおもしろいです。もっと曲げたい衝動を抑えるのに苦労しました。あ!もっと曲げたらナイスなブレスレットにできるのかや!?想像が膨らみます。

  2003年10月17日(金)

   ギャラリーに入れるにはちょっとなあ、でも記録としては残しておきたいしなあ、という作品を救済しようと新しいセクションを新設しました。ズバリその名も『たかが残り物されど残り物』。このセクションの主なメンバーはといいますと、実験的に作ったもの、銅板の切れっ端を使った小さいもの、ちょっと難アリなものなどです。折角作ったのに遊ばせておくのも可哀想なので、一挙公開ついでに$5均一で売りに出そうかと・・・。厚かましいかしら・・・。でも制作日誌には普通の作品と同じくきっちり記録しようと思ってます。(注:『たかが残り物されど残り物』セクションは閉鎖、以降『小物』セクション。)
   まず キーホルダーの1番2番。この銅板はこちらの材料屋さんで買ったんですが、その形のせいで使い方が難しく、少々持て余し気味な銅板。でも折角買ったんだしと銀線の切れっ端と銀箔の切れっ端をのっけて、銀ちらし・銀糸風に仕上げてみました。
   イヤリングの3番4番5番、そして 6番 は噴釉のテスト兼銅板の切れっ端の有効利用として作ってみました。噴釉のテスト結果ですが、結構うまくいき始めたように思います。やっぱり焼成温度ですねえ。噴釉の発生条件は4~5分間ほど炉内温度を850度程度に維持するというもので、サーモスタットどころか温度計さえついてないマイ電気炉(ホントは借り物・・・汗)ではヒジョーに難しいものがあるわけです。でもがんばりましたよう。秒針とにらめっこしながら電気炉のコンセントを抜いたり挿したりして温度が上がり過ぎないように調節。なんちゅー原始的な・・・(トホホ)。でもその努力の甲斐あって斑点が大きくなってきました。めでたしめでたし。あ、4番と6番には銀色、5番には金色のピアス金具を付けてあります。

  2003年10月17日(金) その2

   小物を4点追加しました。4点とも銅板の切れっ端利用のイヤリングです。7番8番9番 にはこっちで買った混色フリットを使ってあります。このフリットはおそらく、くず釉薬やくずフリットを一緒くたに溶かして固めたものを再び砕いてフリットにしたものではないかと思われます。だから中途半端なくすんだ緑が色の中心になってるんじゃないかなあ。粒によっては赤とか白とかハッキリした色も混じってるんですが、大抵はくすんだ緑のしましま。ちょっと汚い感じ・・・?(汗)。マーブルにしてみた方がいいかも。おしまいの 10番 はお馴染み不透明フリットの小花です。小さい銅板にてんこもりに置いたんですけど、うまく花っぽくなりましたね。えらいぞ!表面張力。

  2003年10月20日(月)

   口紅ケース っていうんですか?こういうの。よくわかりません。口紅にパコッとはめてフタの裏面の鏡 を見ながらぬりぬりできるというやつです。使ってる人見たことないですが作ってみました。
   銀平線は基本的に直線では立ちませんが、先日ぼーっと考え事をしてると(たいていトイレかお風呂か寝入りばな)、「直線の両側に他の模様をみしっと植線すれば立つんでは?」と思いつきました。ってわけで早速実験。立ったよー♪

  2003年10月21日(火)

   あわわ、雷がゴロゴロ鳴っているので手短かに・・・。和菓子の包み紙がきれいだったのでブローチにしてみました。34番(抹茶まんじゅう)35番(そばまんじゅう) です(笑)。和菓子なんでどっぷり和風なブローチです。
   実は35番そばまんじゅうに火艶をつけている時に、こんな事が! 起こりました。まるで十円ハゲのように一箇所だけ釉薬が飛んじゃってます。よく探してみると炉内の片隅に飛んだ釉薬が丸くビーズになって転がってました。なんでだろう。ピシピシ音がしてたので水分が銀箔の間に入っちゃったのかしら。おっかねー。

  2003年10月22日(水)

   しつこく 噴釉 がんばってます。青緑っぽく噴釉しているのは噴釉しやすい電通(なんつー名前)という釉薬なのできれいに噴釉してます。問題は白ですね。同時に焼いてもこんなぐらいしか噴釉してくれません。もう少し実験してみよっと。
   話は激しく逸れますが、実は私の父方母方共に電話局(現NTTですね。)にいた親戚が多く、小さい頃から電話局の制服やら関連グッズ(笑)やらしょっちゅう目にしていました。それらは大抵同じような色で統一されていまして、その色がまさしくこの電通と呼ばれる釉薬の色だったんですよね。だからもしかしたらこの名前はそこから来てるんではないかと思ってるんですけど、グーグル先生に聞いてみてもそれらしい写真が引っかからないので、もしかしたら全くの思い違いかも・・・。
   さて話を七宝に戻します。もうひとつの作品は ミニ手鏡 です。手鏡っつーのは飾るわけでも身につけるわけでもないので、今ひとつ気合い入れる気になれないアイテムですね。デザインした時は銀線のつもりだったんですが、そういうわけで七宝ペンで描きました。図柄的には好きなんですけど。

  2003年10月23日(木)

   再び彫金板をいくつか作ってみました。ブローチの37番38番 に、お地蔵さんの根付 です。水色の窯変は前に何度か使ってますが、今回は ブローチの37番お地蔵さん にはピンクを使ってみました。ピンクのはず・・・なんですけどぜんぜんピンクじゃないですねえ、これ。まるでただの白透みたい。焼き過ぎたのかなあ。もう少し温度低い方が半透明みたいな色が出るのかな。でも実験してみようにもクズ彫金板があるわけじゃないからできないなあ。

  2003年10月24日(金)

   前回の窯変ピンク色が大変気に食わなかった私は、窯変紫色を試してみることにしました。ブローチの39番40番 です。ピンク色の教訓を念頭において温度が上がり過ぎないように注意しました。そしたらきれいに窯変しました、紫色。画像ではわかり難いんですが、彫金板のくぼんだところがほんのり半透明に紫。うれしいなあ(涙)。
   窯変はその発色の性格から、薄く薄ぅーく盛るように教わったんですが、次から焼き切れないようにもうちょびっと厚く盛ってもいいような気がしないでもない。

  2003年10月25日(土)

   遅刻するぅーー!詳細は後ほど。ブレスレットの7番 と、小物へイヤリングを3つ( 11番12番13番 )追加でーす。
   遅刻しませんでした(汗)。さ、解説いきます。まずブレスレット。丹銅だったのかどうなのか、発色の仕方が変な軟らかい素地板でした。銀箔張ったので色の問題はなかったんですけどね。玉鎖なのでまんまの感じ。光線つーか背景がほんのり光ってる感じが最近頭の中でぐるぐるしてて、それを実現しようとやってみてはいるんだけれどもオパールみたいになっちまいました。小物に関しては特に説明は無し。平脱っていうより銀ちらしに近いような気がしないでもないけど。

  2003年10月27日(月)

   土曜に注文があった イヤリングの32番33番 を作ってみました。何度も言うようだけど人様の好みは様々。ショートヘアと目の色に合うように長くて茶色いイヤリングとのことでした。茶色を主役にすることってあんまりないので、失敗しちゃいけないってんで前もって茶系の不透明を使って噴釉の実験をしてみたのが 小物の14番 です。そしたらアナタ、この不透明、軽く噴釉したですよぅー。へえ~、知らなかった。白で散々苦労したので(今もだけど)知ってたらこの色で代用したのになあ。本番の 33番イヤリング の方なんか、噴釉しすぎてまるで豹柄ではないですか(汗)。ちなみに 32番 の方はマーブルってなってますけど、実際は焼く前に引っ掻きました。小さいので焼成中に引っ掻くと悲惨なことになるような気がしたので。ニセマーブルですね(汗)。

  2003年10月28日(火)

   これも土曜に注文を受けた イヤリングの34番ペンダントの52番 です。
   面白いもので、夏前に作った ペンダントの47番 を母娘が別々にお買い求めになりました。でもひとつしかなかったためタッチの差でお母様の勝ち。地団駄踏んだ娘さんの方は似たペンダントをご注文されたんです。お母様の方が「好みが似てるのよね。」と言いつつ勝ち取った(?)ペンダントとお揃いのイヤリングをご注文。一部始終を内心爆笑しながら聞いていた私でした。母娘で好みが似ているといろいろ共有できて良いんじゃない?てな訳にはいかないようで。でもどう見ても今回作った方が色が明るめなので、母娘で仲良くその辺りの細かい調整をしてもらえないかなあと思ったりしてる私でした。

  2003年11月18日(火)

   きっちり三週間振りですな。その間、タチの悪い風邪のせいで創作意欲が著しく低下。それでもあれやこれやと七宝がらみで 英訳のお手伝い をしたり、注文があったりして、気持ち的には七宝モード。二週間近く居座っていた頭痛が大分おさまってきたので(今の風邪の特徴らしい)ついに作業再開。めでたしめでたし。でももし注文がなかったらまたずるずると何ヶ月もずぼらこいてたかも・・・。
   今回の新作は ペンダントの53番54番 です。水色ということだったので、二種類用意しました。アクアマリンっててっきり水色かと思ってたら緑がかった水色なのねえ。青ってややこしいわ。青いものを挙げよとかもし言われたら困ると思う、私。青色って多分人によって違うと思うから、青色指定の時は気をつけないとえらいことになる。・・・む。どの色もそうかも。

  2003年11月20日(木)

   続いての新作は イヤリングの35番36番 です。月と星のモチーフなのでもう少し凝ったのにしたい気もしたんですが、私の方が先に大体のお値段言っちゃって、その範囲内に納めようとしたら凝るに凝れなかったっつーお粗末なお話で・・・。凝るっていうのは技法の話で、この凝ってないはずのイヤリングちゃん達、実際は結構苦労しました(涙)。平脱の方 は仕上げで穴埋まっちゃうし、銀巻き無線の方 は最後にかけた紫が濃すぎてプチ月星が隠れちゃうし・・・。んもうぅぅっ、オメエらはぁぁっ!って感じ。

  2003年11月21日(金)

   やっぱり時期的なものでしょうか、依頼が立て込んでおります。お次は ペンダントの55番 と、ブローチの41番 です。41番ブローチイヤリングの29番お揃 ということでご注文頂きました。かわいい色(桃色とか)のミルフィオリは数が少ない上にすぐ出ちゃうのでミックスじゃなくて単色で買った方がいいかも。それにしてもミルフィオリ、人気者だなあ。気が付いたら自分用のがいっこも残っていない・・・。

  2003年11月23日(日)

   先日雨の中、あるのは知ってたけど行ったことのなかった遠方の材料屋さんに行ってみました。そこは私が以前まで利用していた材料屋さん(店主の隠居により閉店)の在庫から顧客名簿まで一切合財を譲り受けたというお店です。カタログだけはもらっていたのでワクワクしながら行ってみると、そこはお店というより卸売り兼倉庫って感じで、どちらかというと陶芸材料が主力のようでした。でもカタログで目をつけていたものはほとんど揃っていたので大喜びで散財するワタクシ。その隣で血の気が引く家人。
   さて、このお買い物で私が一番注目したのは酸洗いするための薬品。日本ではハンコ持っていけば薬局で希硫酸を入手できるのですが、こちらの薬局ではそんな劇物は売っておらず、酸洗いできずに長い間困っていたのです。でもダメ元でお店の人に聞いてみたらあるって言うじゃないですか!厳密にいうと酸ではないのですが、顆粒状で水に溶かすだけと取り扱いも簡単。ちょうど銅丸線でペンダントを作る予定があったので飛びつくように買いました。ところが説明通りに溶液を作って試してみたところ何時間浸けておいても酸化膜がとれない。そのうち出かける時間になったので気にはなったんですがそのまま放置してしまい、結果的には20時間ぐらい浸けた事に・・・(汗)。酸化膜はきれいに取れたんですけど釉薬の表面がガサガサになっちまいました。焼けば元に戻るかなと焼いてみたら更にひどいことに(号泣)。テストしないとこういうことになるわけですね・・・。使い物にならないので最初から作り直しじゃあぁぁっ!
   てなわけで前置き長かったですが、酸洗いせずに作り直したのが今回の ペンダントの56番 です。34番 と似せて、ということだったので草原を波文に変えて作ってみました。酸洗い失敗の腹いせに渾身の力を込めて金ブラシをかけたので、いつものように写真写りは悪いですが銅線君はペカペカと光り輝いております。最初からこうすれば良かったのね・・・(ぐっすん)。

  2003年11月25日(火)

   お次は ペンダントの57番 です。これも 以前作った口紅ケース と似た感じというご依頼。サイケデリックポップな模様がお気に召したということでしたが、実際のところ作った本人にそんな意図はなかったのです。へえ~、これってサイケなんだーと思った途端、思考停止状態。実は私は70年代のファッションとかパターンやなんかがものごつ苦手で、その手の柄とか色調には全く食指が動かない人なんです。だもんだから模様はなんとかなるにしても、困っちゃったのは配色。ネットで調べたり家の配色事典を漁ったりしたんですが苦手なものは苦手。これっ!というひらめきが湧かない。結局依頼者本人さんにS.O.S.を出して準備したサンプルから選んでもらいました。(えへ)
   ところでこの 口紅ケース なんですけど、この模様ってどっかで見たことありませんか?私、これ見るたんびにどこかの百貨店の包装紙かロゴのようなものを連想しちゃうんですけど、一体どこの何だったかがまるっきり思い出せない。自分で作っといてアレなんですけど、思い出せなくて気持ち悪いんです。どなたか御存知の方いらっしゃいませんかね?

  2003年11月26日(水)

   ミルフィオリが全部お嫁に行ってしまったので再度自分用に 中サイズのバレッタ をこしらえました。自分の髪の長さが短い時はほとんど作る気になれなかったヘアピンですが、近頃は大分伸びてきたので手頃なサイズのヘアピンが欲しくなりました。私はアクセサリーを作るのは好きなんですけど身に付ける方は苦手です。洋服とのコーディネートが下手くそなんでしょうね、きっと。でもヘアピンはどちらかというと必要なものだし、つけてても自分では見えないのであまり気にせず使えます。でもまた縁談が舞い込んできたらどうしよう・・・。また作ればいいんだけどさ・・・。
   今回のバレッタ には前述の材料屋さんで仕入れた不透明のミルフィオリを使ってみました。これまでのは一応透明のミルフィオリということになってますが、見た目はほとんど半透明ですね。水中に漂う小花って感じです。今回の不透明の方は透明のより強い色が多くて、やはりでき上がりもモザイクのようでまたひとつ違った雰囲気ですね。

  2003年11月27日(木)

   「クリスマスっぽい朱赤のアクセサリー」が必要になったので ペンダントの58番 を作ってみました。クリスマスツリーだとあまりにあまりなので(?)、西洋柊にしました。これでも年末にしか使えないですよねー。いっそのこと使った後はオーナメントにしてしまうか・・・。
   取り敢えずサンタさんのコスチュームのような赤を使わなければならなかったので、背景は不透明の朱赤。こんな季節物に銀線はもったいないやと思ったので、以前仕入れた銅平線を早速使ってみることに。銅線はとにかく硬いのでペンチを使って植線しました。先日作った ペンダントの56番 で酸洗いしなくても金ブラシでゴシゴシやれば銅線の酸化膜はきれいに取り除けることが判明したので、余計な手間がかからなくなりました。これは嬉しい。

  2003年11月30日(日)

   急遽バザー用小物を製作。ペンダントの59番60番61番。三つともミルフィオリで。
   それから小物にプチペンダントトップを6つ( 15番16番17番18番19番20番 )追加。こちらはフリットと平脱で。

  2003年12月2日(火)

   窯変の頼まれ物です。小振りのブローチを ピンク色紫色水色 で作ってみました。久し振りの窯変だったためか何と 三つもっ!!(汁) 失敗してしまいました。彫金の高いところがことごとく焼き切れております。おまけに彫金板だからお直し利かない・・・。やっぱり温度計なしっていうのは、噴釉とか窯変みたいな高温焼成の技法には徹底的な致命傷だよなああぁ・・・。こっちではデカイ、ゴツイ、頑丈だけが取り柄みたいな電気炉しか売ってないのよねえ。値段も安くないし。・・・ああー欲しいなあ、日本製のお利口電気炉・・・。(涙)

  2003年12月9日(火)

   ミルフィオリの頼まれ物です。コロンとした円形ミルフィオリは定番になりつつあるみたいですね。ペンダントを二通り 作ってみました。
   物作りしてる場合は大抵そうですが、ひとつひとつ手作りですから全く同じ物はできないのです。でもある程度似せて作ることは可能なんです。但しそこはひねくれ者の私のこと、例えオリジナルとはいってもそれにそっくり似せて作るっていうのにはちょっと抵抗あるんですよね。バカのひとつ覚えみたいで。てわけでちょこっと色調を変えてみたり、色合いは同じにして模様を変えたりしてみる。するとそれが余計なお世話!ってなっちゃうことがままあったりするんですよね~。欲しかったのと違うーってなことにっちゃう訳です。これって作ってる方としては痛し痒しな状況だったりします。作った物を気に入ってもらえてるんだかそうでないんだか、品物見せて微妙な沈黙が漂ったりすると居たたまれずに「違う色合いで作ります?」などと言い出す私・・・。

#8