ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#15 (ほぼリハビリ編)
  2010年2月12日(金)  その1

   およそ三年にもおよぶご無沙汰でございましたが、このたびようやく制作活動の再起動にこぎつけました。いやー、こぎつこうと思えばいつでもこぎつけられたはずなんですけど、ウダウダゴロゴロしているうちに三年経っちゃってました。この時点でまだ新作は仕上がっていないのですが(現在電気炉あっため中)、こうでもしないとまた一、二年無益に過ごしてしまいそうなので、覚書も兼ねて制作日誌だけ先行して書くことにしました。
   実は私、以前働いていた間ににドカンと視力を落としてしまいまして、細かいものが見えづらくなってしまったのです。いやいやそりゃ年取っただけでしょって仰るかもしれませんが、あの当時は帰宅中の車の運転に支障をきたすほど見えてなかったのです。行きは何の問題もなく見えてたんです。元々私は左右共に常時1.5以上はあった人ですから、どれだけ目を凝らそうがゴシゴシやろうがぼややぁ~んとしか見えないっていうのはもんのすごい恐怖でしたよー。あれだけ目を酷使する仕事を一日中やってたんですからそりゃー当然の結果だったのかもしれませんが、これが高齢化に伴う視力低下(認めたくないけど)に大きく拍車をかけたであろうと確信しています。ま、それで辞めたわけではないのですが(現在完全無職)、そこで長く働きたくない理由ではありました。今はあの当時に比べればだいぶマシになってますけど、それでも小さいものは見づらいですねえ。ついつい虫眼鏡探しちゃいますよー、っつーか眼科行けっての(汗。こんなんじゃこれから施釉とか植線とか大変だろうなあ。イヤだから眼科へ・・・(以下略)。
   さてそれでは本題の制作活動(の下準備・・・)。まずは想像しただけで腰痛がしてくる釉薬の水洗い。とりあえずリハビリ第一弾として、よく使いそうな白透に赤系、それからまだ現役だったころからなんか発色の悪かった青竹と水紺あたりの合計11色から水洗いしました。そしたら例のホコリみたいなカス釉薬が浮いてくる浮いてくる。「浮いてきたら裏釉に格下げ」と言われていたんですが、11色全部で浮いてくるわけではなかったので、もったいないオバケの私はこれも試し焼きの一環じゃね?てんでそれらも全部焼いてみることにしました。
   しっかし「たかだか三年されど三年」ね~、やっぱりモタモタしてしまうわー。前は考えなくても要領よく作業してたはずなのに、今の私はいちいち「あれ?次は何するんだっけ?今これやっとくんだっけ?」。この様子だと最初の11色(それも単色の試し焼き・・・)だけに何日かかることやら・・・。興奮の第一焼成の結果は案の定残念な感じだし・・・。ああああ、ほんとに再起動できるんだろうか・・・。以下後編に続く(笑)。

  2010年2月12日(金)  その2

   第一焼成の 水紺1~4青竹1~3(上段)とカトレアの黄緑に不透明の青芝(下段) の焼き上がりです。なんなんすか?この色。釉薬が死んでんのか焼成温度がおかしいのか。光源にすかして見ると何となくそれっぽい色してるので、あと二回ほども重ねればちゃんとした色になってくれるんだろうか。そう期待してあと二回やってみることにします。お、その前に 九鬼先生 の青竹の性質のとこ読んでおこう。あと二時間ほどでオリンピックの開会式が始まるので、それまでに第二焼成終わらせて、と。普段は注目中の選手がいるとかじゃない限りかじりつきで見るってことはないのですが、今回はHD大画面で見られるのでちょっと期待しているのです。

  2010年2月13日(土)  その1

   開会式、よかったっすねー。ほんとにあんなふうに空を飛べたら気持ち良いだろうなあ。ファーストネイションの部分もすごくよかったしー。選手入場行進中に居眠りしちゃったけど。
   さてリハビリ第二日目、第二焼成やってみました。やってはみましたが期待していたほど改善しませんでしたー(涙)。なんか全体的に色が暗い・・・。例のごとく実物と色味が多少違っておりますが、水紺1~4青竹1~3、黄緑、青芝 (共に上段が一回目、下段が二回目)と赤系用の 白透 です。よーく比較してみるとわかるんですけど、どうも焼いたり酸化膜落としたりしているうちに青竹3と黄緑を取り違っちゃったみたいで、何だかややこしいことになってます。どうしましょ(汗)。一回目を焼いた時点でこの二色は見分けがつかなくて、散々迷ったのは確かなんです。ほんで二回目に差した釉薬は下段の順番通りなのも確かなんです。濁りはほとんどないみたいなんですけど、ゴミというかカスのようなものが混じっているので、裏釉に回そうかどうしようか・・・(もったいないオバケ炸裂中)。ってことよりもカスが混じるのは青竹3なのかはたまた黄緑なのか。面倒なことになっちゃったなあ。けど温度の感覚がまるっきり忘却の彼方なので、適温で焼いていない可能性も多大にあるしぃ・・・。ももも、もう一回やいてみよう。うん。

  2010年2月13日(土)  その2

   第三焼成終了しました。相次ぐトラブル(主に発色悪い)はどうやら私が原因・・・?(汗)。困ったときの神頼み(笑) に相談に乗っていただくと、発色が悪いのは釉薬のせいではなく、焼成温度が合っていないせいではなかろうかと。第三焼成はこんな感じでした。しつこいようですが画像中のホコリや微妙な色合いはスキャナのせいです。実物はもっとマシ(笑)です。水紺1~4青竹1~3、青芝(フリット仕上げ) (共に三段目が最終)と、赤系は るりのうす赤と中赤 です。高温で焼くってことで力入り過ぎて赤色様、噴釉なさいました(涙)が、それでも思い切って上げたかいあって青竹はだいぶ持ち直しました。よっぽど薄い色じゃない限り同じ色を三度きっちり差すってあまりないので、すごくいい経験です。ええそうですとも。あと何色あるか考えなきゃね・・・(涙)。
   今までは小さいものならめんどくさいので何個か同時に焼いていましたが、この悪習慣もこの際きっぱりやめ!ただでさえこの、「のぞき窓なし」「温度計なし」「調節不可」の三重苦炉のせいで温度調節には苦労してるんだから。永年借り物とはいえ人様のものなのでうぉらあぁっと捨てるわけにもいかないしね。それならとこちらの材料屋のカタログ(こっちも長年放置プレイ)を眺めてみると、うちの三重苦炉よりちょびっとだけ大きなやつで6万円。小窓つき、調節可、温度計は別売り・外付け(多分自分で)。これで摂氏表示ならエイッて買うんだろうけど、華氏だからなあ。まあ、それでもこの三重苦炉よかずっとましか・・・(汗)。ここは気温は摂氏のくせに温度(オーブンとか炉とか)は華氏使ってるんだよねー。なんでそんなややこしいことするかなあ。
   いや、妄想で悩むより先に残りの釉薬もがんばって洗わねば。

  2010年2月14日(日)  その1

   赤色様 の第二焼成と 涙の黄緑 の第三焼成、終了しました。黄緑は本来ならちょっとシャープな若草色ぽい色なんですけどねー。こんな恐ろしいことになっちゃいましたねえ~・・・。おそらく他の青竹達と同じく第一焼成の温度が低すぎて黒っぽくなっちゃって、挙句その時に青竹3と入れ子にされっちゃって、以降泥沼化ということでなかろうかと・・・。釉薬自体はケースにほとんど残ってなかったので新しくつぎ足して、乳鉢で優しく(ここ大事)すってから水洗いしたので、腐っちゃってるわけでは絶対ないと思うんです。焼いたあとでも砥石で研げば黒っぽい膜が取れると聞いたのは第二焼成のあとでしたので、第三焼成前に研いでから色差ししてはみましたが、ダメでしたね、やはし・・・。
   赤色様のほうは二回しか色差ししてませんが、赤が黒っぽくなってきたのでここで止めときます・・・(汗)。いやあ、コワイコワイ・・・。
   そして今回目立ちませんでしたが、不透明の青芝、さすが不透明といったところでしょうか。なあーーーーんの問題もなく仕上がりましたね。フリット乗せる余裕までありましたがな。ケースの中で当然乾いてましたが、それに水足しただけでこれですもんね。強いなあ、不透明。うんうん。透明もこれくらいお手入れ要らずなら楽なのになあぁ。あ。温度高すぎて透明になった不透明って洗ってなかったら濁ってるんだろうか・・・?
   ・・・とここまでがリハビリ第一弾「激闘!青竹水紺、見守る青芝赤色様、そして涙の黄緑編」でした。さて次はどの色を試そうかなあ。次は間違ってもメイプル形なんかの銅板使わねーからなっ!(誰に向かって叫んでマスカ?)

  2010年2月14日(日)  その2

   第二弾の水洗い、終了しました。紫1~4とブラウン1~3とエメラルドの八色です。釉薬の水洗いはほんとに腰に来るわあ。今回は本気でダメになってる釉薬(紫1)があったので、さすがのもったいないオバケも出て来られず、紫1は裏釉へと旅立ちました。ネットしながらのんびり気長に乳鉢してたんだけど、浮きカスと白カスの両方がもうあとからあとから。あんまりすごいもんだから「裏釉に格下げ」のMy隠語を発案しちゃいましたよ。これからは皆さんも裏釉に格下げになる驚くべき強運(悲運?)の釉薬に敬意を表し、彼らを「殿堂入り」と呼びましょう!「殿堂入り」。悲しいときほど元気よく!おふざけはこれくらいにして、しかしこれってどういうことなのかなあ。めったに使わない色ならいざ知らず、紫って結構使うんだけどなあ。CMCもいつ頃からか施釉後にプシュって霧吹くだけになってるから、糊成分が入ってたってことでもないのに。まあ、長沢先生から買った釉薬は軒並み10年以上経ってるしな・・・(汗)。買った時点で何年選手だったかも最早わからないし、新品じゃなかった釉薬もあったはずだろうしね。そう考えるとがんばってるなあ、彼ら。
   さあて、これから一眠りして起きたら試し焼きだあ!

  2010年2月14日(日)  その3

   第二弾の第一焼成終了しました。紫1~4ブラウン1~3とエメラルド です。徐々に火加減やら作業手順やらの勘を取り戻しつつあるようなので、今回は二回焼成で終わりにしようかと。唯一紫2が赤っぽいのは、炉に入れた時間を扉を閉めたとたんにスポン忘れてしまって、慌てふためいて早めに出してしまったからです。1分30秒とか2分ぐらいのタイマーというかストップウォッチみたいなの手元に置いといたほうがいいね。壁時計の秒針も見えにくくなっちゃったしね(涙)。よくホテルのフロントなんかに置いてある、押すとチーンってなる卓上呼び鈴ってやつ?あれのタイマー付きみたいなのがあると便利だよね。扉閉めてチーンと押せば1分30秒とか2分後ぐらいにまたチーンと知らせてくれるような。(自分で工夫しろってか。)
   今にわかに、電気炉に温度計を設置する案が浮上しているのですが、このぶんなら・・・などと調子こいたことを言っているから折につけギャフン(古っ)という目に遭うのです、私という女は。手元にある材料屋(やや遠方)のカタログというのが、メーカーのカタログを白黒コピーして切り貼りしただけっていう(おそらく)、よく言えば手作り感満載、正直に言えば非常に見にくいお粗末な感じのものなのです。電気炉も3、4種類しか載っていなくて写真も白黒コピーしたものなので今ひとつよくわからない。なのでネットで電気炉販売してないかなと探してみると、何年か前に比べたらぐんと選択肢が増えていてびっくりしました。陶芸専門店とかでもガラス(エナメル)用電気炉取り扱っていたりとか結構充実していました。北米で陶芸がきてるのか?アメリカの方が安いんですが電圧とかプラグの形とかの問題もあるからね。カナダ国内でお手頃なのが見つかったら買っちゃおうかなあ。いやいや、原状復帰してこそのリハビリ、あるものを工夫して使ってこその自主トレ、欲しがりません勝つまでは。それではボチボチ第二焼成をば。

  2010年2月14日(日)  その4

   自主トレ第二弾終了しました。紫1~4ブラウン1~3とエメラルド です。何のトラブルもなく仕上がるって気持ち良いですねえ~。それに釉薬というのは余程の悪条件が重ならない限り大丈夫だってわかって、これも気持ち良いですねえー。あんまりスカッとしすぎてあとで大どんでん返しが起きやしないかと心配です。
   休憩挟んでから第三弾始めようと思いますが、そろそろ残りの銅板が心細くなってきました。なので材料をゴソゴソいじってたときに見つけた「ピックル」という酸洗い用顆粒剤なるものを使ってみようと思います。いつ買ったのかはっきり覚えてません。持ってたこともすっかり忘れていました。今までは切り出した銅板は叩くだけだったので、「なめす」段階が入るとどのくらい丈夫になるのか、これを使って実験です。楽しみだ~。

  2010年2月15日(月)

   銅板の切り出しをせっせせっせと続けまして、現在75個。第1弾の透明色10色をやり直したい気になってきたのもあって、あと何個銅板が必要なんだろうかと数えてみると61色。第1弾の10色を足して71色。半透明・不透明は青芝を除くと23色。71+23で94色・・・。軽く眩暈どころか何だか吐き気がしてきたんですけど・・・。少し多めに100個切り出したとして、それをいかように焼きなまし、アールをつけ、酸洗いせよというのか。銅板が全部準備できたら今度は71色を乳鉢+水洗い、23色水洗い。・・・これ、ほんとに終わるんやろか・・・。全部終わる前に液化してしまうんでなかろか・・・。ああ、今から寝たら絶対夢に出てくるな、これ。

  2010年2月16日(火)  その1

   えっちらおっちら合計105個の銅板を切り出してホッと一息。105個をジャ~ラジャ~ラともてあそびながら、これ全部焼きなめすってありえないよなと思い始め、あっさりと計画変更(汗)。試し焼きが全部終わってから、もっといいの作るときに焼きなめしを導入しよう。ちょっと大きめアクセサリーとか額絵とか。うん、そうしよう。
   ということで自主トレ第3弾、水1~3黄1~3ローズ1・2とワインレッド の計9色でございます。水と黄はだいたいこんなもんでしょーって感じですけど、ローズとワインレッド、とんでもないですねー(大汗)。これ、一体どうしちゃったんでしょうねえ~。水と黄とほぼ同じ環境下で焼いたので焼成温度云々の問題じゃないと思うんですがー・・・。それにこの3色は色止めの要らない赤系なので、銅板直塗りが原因でもないはずですし・・・。とことん死んでるのかな?もしやして(汗)。運の悪いことにというか良いことにというか、この3色はいずれもケースに残っているのが最後。う~~ん。銅板はいくらでも代えがきくことですし、こうなったら白の上にのっけてみようかな。うん!そうしよう!水と黄片付けてから実験してみよう、いろいろと。おし!転んでもただでは起きませんぜ。

  2010年2月16日(火)  その2

   水1~3黄1~3 終了です。問題ないみたいですねー。よかったよかった。
   さて問題のローズとワインレッド。実験に入る前に保管分はほんとになかったよね?ともう一回見てみたら、ローズの1と2がおずおずと出てきました。ワインレッドの方は残念ながらあれが正真正銘最後のようです。というわけで保管分のローズのテストと、不審ローズとワインレッドを下引き白でテストしてみたいと思います。

  2010年2月16日(火)  その3

   てっきり、100%確実に、疑う余地なく釉薬が死んじゃったんだと思っていたのに、まさかの実験結果でございます(涙)。保管してあった方のローズ1・2 までがこんなんですよ!まるきり一緒ですよ!もう私はわけがわかりませぬうぅー。更にさらに 下引き白にのせた方のローズ1・2とワインレッド がこのような結果に!これは一体どういうことなのだ!むむぅ~~。こいつらって色止め要らないんだよね?ね?おかしいなあぁ。白透でもテストしないといけないの?(涙)。もおぉぉーーっ!乗りかかった船だ!白透テストやったるわ!あ、その前に藁をもつかむ思いで第2施釉やってみよう。

  2010年2月16日(火)  その4

   銅板直のせのローズ1・2+ワインレッド下引き白にのせたローズ1・2+ワインレッド 二回ずつ色入れました。つくづくふーしーぎー。まるで普通の赤系みたいな発色の仕方。唯一、ローズ1だけは本来の色とは違うけれどもそれこそワインレッドのような深い赤がわりときれい。透明だし。これはこんな色として充分使えるなあ。直のせのローズ1=ワインレッド、メモしました。3色全部白の上なら本来の色、メモしました。しかしなあ~、ローズもワインレッドもこんなんなるって聞いたことないなあ。古いせいかなあ。ま、一眠りしてから色止めしてやってみてー、実験結果出てからまた先生に泣きつこうっと。

  2010年2月16日(火)  その5

   色止めして焼いてみました。こちらが 実験結果 です。左からローズ1、ローズ2、ワインレッド。上段から銅板直塗り、下引き白、色止め。確かに色止めするときれいに発色するみたいですが、それじゃー普通の赤系とおんなじですがな。この3色は色止めが要らないからこそ便利なのに。赤は所詮赤ってことですか。要調査ですね。つい何日か前に「大どんでん返しがきたりして・・・」とか言ってたのがそのまま現実になりましたね。口は災いの元。お口チャックチャック!
さあさ、気を取り直して次の試し焼きに進むことにします。

  2010年2月17日(水)  その1

   自主トレ第・・・何弾だっけ?4弾?かな?ローズで手こずったので何だかたくさん焼いたような気がしますが。赤紫1~3紺青1~3ウスズミ1~3 です。今回やっとトラブルなく終了。赤紫にちょっと青味が足りないような気もしますが、気にしていると前に進まないのでこの弾はこれでおしまい。あ、そういえば、このウスズミの2から3への落差がかつては具合悪くて難儀したものでした。一回目でほぼ不透明の黒と変わらないんですから、ウスズミ3たら。中間のグレーが欲しくて探し回りましたが、今は(正確には3年前ですが・・・汗)他のグレー系をちょこちょこっと細工してそれっぽく見せるというワザを身につけました。薄い色を何回か重ねて最終でウスズミ2あたりをのっけるというヤツです。おかげでウスズミ2はあとちょびっとしか残っていません。しかもメーカーわかりません・・・(涙)。

  2010年2月17日(水)  その2

   ちょびっと寝てからバタバタとPさんのお宅へ。たっぷり3時間ほどお歌の練習をしてから、フラフラと帰宅して銅板のアール出し。このアール出し、というか銅板叩く工程ですが、道具が貧弱なせいでしばらく叩くと背中が刺すように痛みだします。両足で木台(くぼみのある小さい木製のキューブ)を固定して左手でタガネ(そのキューブについてきた同じく木製の棒)を持って右手でトンカチやるという無理な姿勢なので、どこかが痛みだして当然なのでしょうが・・・。時々叩くだけなら短時間で済みますが、百何個もアール出すとなると、本気でギックリ背中が心配です。何とかしようとネットで探してみると、プロの職人さんたちは太い木の切り株みたいなのの上で叩いておられるようです。雪が融けて春になったら切り株探しに裏の雑木林に入ってみようかなー。いや、春まで待ってられないな。布団重ねた上に座布団でも敷いて、そこで木台固定してみようか。テーブルに固定しても叩けないしね。

  2010年2月19日(金)

   寝て起きたら12時間経ってました。人様と半日ズレた生活を送るような人間(例えばわたくし・・・)が12時間も寝ちゃうと、「朝方に床に入って日が暮れてから起き出す」ことになり、これは言い換えると「起きている間ず~っと暗い」という事態になります(特に冬場)。たとえたっぷり寝てパッチリ目が覚めようと、もれなく物悲しい気分になってしまうわけです。自主トレ中とはいえ何の成果もなく毎日そんな調子で焼いてると、そこはかとなく志気が下がってしまい、気を許すとついついゲームに没入・・・。だって作ってるときいっつも暗いんだもん・・・。
   などとひとしきり文句たれたら不毛な気分を一掃して、はりきって第5弾へとまいりましょう。第5弾は ダイダイ、T-542、T-154茶1~3メルヘン、マリーヌ、エビ茶 です。この「T-542」と「T-154」という愛想も素っ気もないお名前の二色は、唯一こちらの材料屋さんで買った釉薬です。「T」というのは透明(transparent)のTか、トンプソンというメーカー製という意味だと思います。(Thompson Enamel) この釉薬を買ったときはメーカーなど全く意識せず単純に色で選んだのですが、怒涛の試し焼き実施中の現在、日本製の釉薬との違いが否応なく目に付きます。まず、粒子が異様に細かい。まさにパウダーと呼ぶのがぴったり。水洗いしても不純物はほとんど出てきません。焼いてみると案の定みっちりとバブル。あんまりすごいのでかえってこういう効果を狙ってるのかなと思って、上記サイトの釉薬セクションを読んでみると、釉薬はすべて無鉛で、粒子の粗さも各色指定できるとのこと。パウダーからフリット、ビーズ用の小石サイズ、急冷タイプに徐冷(?)タイプと、いろいろ用途に応じてサイズを選べるみたいです。水洗い済みの釉薬までありました。私が買ったのは描画用のキメの鬼細かいヤツ(水洗い済み)だったのかもしれません。知らないって恐ろしいです。そしてそして!日本のメーカーとの最も大きな違いは、釉薬が軟化温度と膨張率別に売られていることです。色の種類なんか二の次ってことらしいです。ちょうどその頃から三重苦電気炉を使い始めた私にとっては、たとえ粒子の番手を聞かれていたとしても「はあ?」だったわけです。無知ってほんとに恐ろしいです(二回言いました)。

  2010年2月20日(土)  その1

   第6弾終了しました。黄ミドリ1・2(銅直)と黄ミドリ1・2(白透)ヒワ1・2(銅直)とヒワ2(白透)グリーン1・2若草1・2 です。青竹以外の緑系は、銅板直塗りの発色があまり良くないので(それは10年以上前に最初の色見本を作ったときからそうだったので認識してはいました)、今回試し焼きついでに特に変な色になる3色を色止めして焼いてみました。赤系ほど目立った効果は出ませんでしたが、直塗りと比べるとそれなりに緑っぽい発色になったみたいです。それでもわざわざ色止めするほどのものでもないか。3回色差せばもっと良くなるのかなあ。若草もすっげー薄いし。でももうやだ(汗)。次の色にいく(ぉ)。

  2010年2月20日(土)  その2

   第7弾終了しました。これでメーカー不明の透明色全部終わりです。ウス赤、中赤、金赤ピンク1~3特金、金茶 です。3年間の休業中にうちのPCも変わってPC環境は良くなったのですが、モニタだけはどうも。液晶の色って軽薄な感じでいややわー。今回の赤も3色とももっとメリハリのあるすっきりした赤なんですけど、スキャナやらモニタやらのせいか、はたまた私の腕のせいかぼや~んとした赤になって映ってます。
   お腹が空いたのでご飯食べてから第1弾で散々失敗した青竹と水紺をやり直したいと思います。

  2010年2月22日(月)

   日曜日に合唱団のコンサートがありまして、これがまた一体我々を何だと思っておるのだ!的なマネジメントで、団員全員がプリプリでした。まあ、ここで叫ぶことではないので詳細は割愛いたしますが、おかげで腰痛が悪化したってことですわ(号泣)。
   さて、懸案の 青竹水紺、やっぱやり直してよかったです。初回時と色が全然違いますもん。おそるべし、焼成温度。次回からメーカー判明分の透明色に進軍です。

  2010年2月23日(火)

   るりの 極ウス橙透・ウスメ橙透ウス赤・中赤サンレッド25・サンゴールド淡サンゴルビー・サンゴルビー です。今回3回のせてみたんですが、3回だとちょっと濃すぎる感じがしますね。橙とサンゴルビーはともかく、赤系は濃淡がほとんどわかりません(汗)。二回差しの時点ではちゃんと見えてたんですけどねえ。
   実は橙透をやる前に、ふとある考えが浮かびまして、色止めせずに焼いてみたのです、極ウス橙透とウスメ橙透。何を考えたかといいますと、私は色止めには通常白透を使うのですが、ひょっとして「~透」という名前の他の釉薬も色止めに使えるのかなと。赤、ピンク、橙には色止めが必要と教わったので色止めしていますが、桃透と橙透に限っては「~透」付きなので、もしかしたら「桃色と橙色のときに色止めとして使ってね」という意味なんじゃないのかと。ピンク使いたいから桃透で色止め?イヤ、桃透もピンク系だから直接塗っちゃったらとーぜん変色するっしょ?・・・などいろいろ葛藤がありましたが、折りしも現在試し焼き実施中、物は試しだ、やってみよう!ってわけでやってみたら、見事に変色。もんのすごい薄い橙透が何とも言われぬ色になりました。これって世間的には自爆なんですが、私この色結構好きです。画像ではわからないんですけど、なんかパールが入ってる感じの光沢がありまして、使いようによっては面白い使い方ができるんではないかと思っております。ところでなんで赤透ってないんですか?赤が薄まるとピンクだろってことですか?それとも技術的な事?

  2010年2月25日(木)  その1

   るりの 淡と濃メルヘンピンクに桃透るりの淡エメラルドA・Bに、カトレアの黄緑、るりの 特薄・極淡・ウスの墨透 と、同じくるりの シルバーグレーとゴールド です。カトレアの黄緑は第1弾の雪辱戦でした。全く違う色ですね(汗)。ほんとに恐るべし、焼成温度。
   今回も密かに実験しながらの試し焼きでした。これまでは水ダバダバで施釉していましたが、「水分カツカツでやるとほんとにスアナだらけになるのか?!」実験と称して、二番差しで試してみました。そしたらほんとにバブルだらけになりました(涙)。おもしろいですねえ。今回の一連の実験では「一、釉薬の粒子が細かいとスアナができる、二、水分カツカツで施釉してもスアナができる」が確固たる事実として実証されました。あ、もちろん焼成温度の実証も感覚的にではありますが確認できました。っつーかそれで痛い目に遭ったといいますか・・・。とりあえず今回で透明色終了です。次は窯変釉薬に進みます。気合入れて水洗いして透明度のテストしたいと思っています。焼成温度関連で悪戦苦闘しそうな予感。

  2010年2月25日(木)  その2

   窯変のテストです。窯変ピンクの1・2・3窯変水の1・2窯変紫の1・2 です。おんもしろいでしょー?なんでしょね?これ(汗)。温度管理が全くできていないのはわかっていますが、この周囲の赤いのは何でしょうね。彫金板を使ってないからでしょうか?ピンクがピンクに発色しないのはもとからで、完全に透明化すると素地板が金色に見えるという不思議な釉薬です。でもひび割れ効果と赤い縁取りが出たのは初めてです。何が作用したんでしょうねー。おもしろいなあ。

  2010年2月26日(金)

   不透明色の水洗いと試し焼きを兼ねて、今度は 噴釉 のテストです。噴釉しやすいとわかっている4色を選んでみました。左から不透明(以下不)の電通+紺青3、O-707(不)+下引き白、青芝(不)+ローズ2、ベージュ(不)+茶3です。自慢じゃありませんが昔から噴釉は不得意で、きれいに噴釉できたことがありません。直前の窯変の影響(脳内)か、第1焼成で不透明釉が半透明になった上、透明釉の上掛けも盛りが薄すぎたのか、天使の輪のようなハゲちょろびんが・・・。噴釉も細かいし。初めて噴釉を教わったときも、あんまり噴釉しないので先生が苦肉の策で砥石で研いでくれてやっと水玉が現れたというくらいですから。いっぺんでいいから大きな水玉模様を出してみたいなあ。イヤ、いっぺんだけじゃ困るけど。ま、これも温度次第なんですよね、結局は・・・(涙)。

  2010年2月27日(土)  その1

   やっぱり気になるので 電通+紺青3、O-707+下引き白、ベージュ+茶3 の3パターンに再挑戦してみました。前回より下地、上掛け共に自分的には厚めに施釉しました。温度もこれまた私の体感的には今までよりぐんと低め。時間はきっちり1分半。そしたらびっくり 大きめの噴釉 出ましたっ!うれしーー!ベージュはダメでしたけどね。どうもこのベージュ、不透明となってはいますが、限りなく窯変に近いというか、それも結構低温(これまた体感的に)で透明化してしまう性質のようです。やたらめったら噴釉してしまうのもそのせいじゃないかなーと思っているのですが。このあと雪辱戦として窯変も、それも残り少ない彫金板を使って再挑戦するつもりなのですが、それに使ってみてもいいかなと思うくらいです。

  2010年2月27日(土)  その2

   2007年4月以来の新作です!窯変でブローチの 67番68番69番 の3点を作りました。例によって写真写り悪いですが、実物はきれいに半透明になっています。
   しかし数年ぶりの新作というのに苦手な窯変とはこれ如何に。先日の試し焼きが失敗というか前代未聞の結果になったので、彫金板で試そうということになったわけです。温度はやや低め(体感)で焼いてみました。やっぱり彫金板じゃ試し焼きみたいな現象出ませんねえ。何が違うんだろう。施釉も同じなんだけどなあ。まあでもブローチ自体はちゃんと出来上がったことだし、この調子で次の新作は噴釉でやってやろうと目論んでいます。

  2010年2月27日(土)  その3

   はい!調子こいて 噴釉のヘアピン も仕上げてしまいました。いつだったかはもう思い出せませんが、色止めまでやってあったのを強引に噴釉に変更しました。そのせいで色の境界線あたりでちょっぴり白透がコンニチワしちゃっています(汗)が、試し焼きよりダイナミックに噴釉してくれてヤレヤレと胸をなでおろしました。バレッタなんかスキャンできないのでデジカメでパチリとやりました。調整に手間がかかりますが、色はスキャナで撮るよりメリハリがあってはるかにきれいですね。
   リハビリ兼自主トレ兼試し焼きはほぼ終了し、あとは銀線を溶かさずに焼けるかどうかのテスト(対自分)を残すのみです。個人的に、銀巻きで銀箔溶かすと銀線溶かすよりショックが大きいので、小さいブローチかイアリングで銀線のテストやろうと思っています。がんばれがんばれアタシ。その前に一眠りーと。

  2010年2月28日(日)

   噂をすれば影とはよく言ったもので、銀線溶かす心配を口に出した途端に溶かしました。それも盛大に。仮止めで全部溶けました、全部。でも心のどこかでこれを覚悟をしていたようで、昔のようなちゃぶ台ひっくり返すくらいの憤りは不思議と無く、「あっ!来やがった!」と思ったのみでした。おそらくですが、ちゃべちゃべと振りかけた白透が原因じゃないかなあと。温度は用心してかなり低くしてましたし。失敗したのは今後の戒めにと大事にとってありますが、あまりにあまりなので画像公開は控えさせていただきます(笑)。
   てなわけで気持ちを入れ替えて、さっさと下地から植線までやり直して仕上げましたよ、三年ぶりの有線!イエーーーイ!銀線はたーーくさんある高さ1ミリのやつを使いました。あんまり張り切って研ぐとハゲちゃう高さなので適当なところで切り上げました。なのであんまりテカってません。植線が多少ヨタっていますが、スアナも見当たらないし、リハビリにしては良い出来じゃないでしょうか。直前に全部溶かしてるけどね・・・(汗)。

#15