ト ッ プ アバウト 七 宝 焼 和 服 合 唱 モーちゃん コンタクト ENGLISH

#17
  2011年11月1日(火)

   ご無沙汰しておりマース!在庫が乏しくなっていわば切羽詰っての新作でございマース!一年弱振りといったところでしょうか。歳取ると時の経つのが早いって聞かされてましたが、いやー早いっスねー・・・(汗)。ついこの間ひーひー言いながら釉薬洗ったばかりだと思ってたのに、また洗ってるよこの人は。懲りてないねえ、あたしゃー・・・。クリスマス商戦が近づいたら慌てて作り出すのは毎度のことですが・・・。
   てなわけで最初に作ったのは無難に 透明フリットのバレッタ です。透明フリットにはテコでも融けない奴等が必ず混じってまして、これ、見分けがつかないんですな、厄介なことに。今回は融けそうに無いの(赤とか無色とか)をなるべく避けたつもりだったんですが、ちゃっかり混じってました。地味にムカつきます、こいつら。なんでとけないのよー!自分用のバレッタが一個も残ってないので当面は自分で使おうかなと思ってます。

  2011年11月2日(水)

   ヘアピンつながりで ミルフィオリのかんざしを二つ 作りました。水色のは割とうまく融けてくれましたが、オレンジ色のは結構手こずりました。粒が大き目だったので時間かけて焼いたら周りが焼き切れてしまって、やむを得ず不透明のオレンジで隠してあります(オホホ)。このオレンジ、なんでこんな黒ずむのかなあ。ってかこういう小さいのはダイキライ。小さい上にアールがきつくて作りにくいったらありゃしねっつの。
   さて、昨日のバレッタもそうですが、こういった髪飾りは身につけても自分じゃ見えないっていうのが難ですね。アクセサリーというよりは日常品に近い気がするので、力の入れ所が今ひとつあやふやです。大き目のバレッタなんかだと張り切って植線したくなるサイズなんですが、値段は高くなるわ重いわ見えないわで、自分が買う(使う)となるとスルーしてしま・・・ゲホンゲホン。

  2011年11月7日(月)  その1

   締切りが押し迫ってきたので手っ取り早く 噴釉のペンダント を作りました。手っ取り早くとは言っても試し焼きやってみたりしたんです、噴釉の。なんかやっぱし白は噴釉しないなあ。なんでだろ。んなもんでこのペンダントは白をあきらめてベージュでやったんですけどね。それでもなんか納得いかないなあ。ぐっすん。
   銅線のより線も置いてみたんですが、直線になるように置いたにもかかわらずおかしな角度になっています。焼成中ににゅ~んと移動しちゃったみたいですね。噴釉させる時は線置くなってことっスかねー・・・。

  2011年11月7日(月)  その2

   先程の物より二周りほど小さい 噴釉のペンダント を作りました。実はこちらの方を先に作ったのですが、不透明白が唖然とするほど噴釉しなかったので、救済処置を施してみました。ピックルさん(酸洗いできる水溶性の粉)で洗ってから白透をかけて、その上にチマチマと溜めている銀線の切れっ端をまぶしました。スキャン画像はバカ正直に撮れていますが、肉眼で見ると銀線の切れっ端が結構良い仕事しています。
   えー・・・、もひとつ白状しますと、大きい方も今ピックルさん漬け中です。小さい方の酸化膜が結構きれいに取れたのでほんじゃーこれも、ということになった次第です(オホホ)。

  2011年11月7日(月)  その3

   大きい方の円形ペンダント のピックルさんが終わりました。やっぱり銅線は酸洗いした方がきれいです。
   それと、同じモチーフでまたまたペンダントをもう二つ、逆扇形 のと アボカド形 のを作りました。同じく噴釉と銅線です。赤を不透明に変えたらピックルさんでマット仕上げになってしまいました(汗)。不透明って酸洗いダメだっけ。
   なんでしつこく同じことをやったかというと、緑と赤に白っぽい斑点が出るとクリスマスっぽくて良いかなと思ったからなんです。なのに試し焼きも入れたら5回もやったってのに、きれい噴釉したのはほぼ皆無(涙)。上掛けの赤が悪いのかと思って透明と不透明の両方とも試してみましたが、ほとんど噴釉してません。赤系って噴釉に向いてないのかなあ。・・・って、あり?そそそ、それじゃ不透明白は無実ですか、もしかして!?あいやー。白と他の色で試す?でも噴釉はこの位にしておかないと他のに着手できないから・・・。取り敢えずはこの位で打ち止めということで、紐やら鎖やらを装着 して出来上がりです。こうして見るとマット仕上げのお二人さん、味が出てて良いような気がしてきた。

  2011年11月8日(火)

   噴釉に後ろ髪を引かれつつ、頼まれ物の 6連のネックレス真鍮線の艶消しペンダント を仕上げました。
   ネックレスの方はブレスレットを転用したので偶数ピースになっています。ペンダントばっかり作っているせいか、中央にくるピースがないとなんだか落ち着きませんねー。植線する前に去年のリハビリ祭りを読み返したので、今回は融かしませんでした。やれやれ。真鍮線の方も焼成を二回に抑えたので剥離だらけにならずに済みました。やれやれ。

  2011年11月9日(水)

   たまには男性用のアクセサリーも作って欲しいというご要望があったので、一個だけポツンと残っていた ループタイ を作りました。ちょちょっとぐぐってみると女性もループタイをペンダントのようにつけることがあるようなので、前からやってみたかった梵字に挑戦。(私には作ったアクセサリーを一度は身に付けてお出かけする習慣があります。汗)この字は「キリーク」という、阿弥陀如来やら千手観音やらを象徴する文字だそうです。もっと突っ込んで調べようとしましたが、なんだかえらく難しそうなので今回は読みと意味の受け売りだけでご勘弁・・・。
   バックを黒で艶消しにしたかったので、研ぎやすそうなぺったんこの円形にしました。厚い銀線を使ったら固いのなんの(汗)。出来上がりを眺めていると野球かなんかのチームロゴに似たような配色のがあったようななかったような気がしてきましたが、気のせいですよね。

  2011年11月11日(金)

   今日はゾロ目ですねえ。何か記念になるような物でも買えたらいいんですけど、用意周到な性格じゃないので何事もなくこのまま明日になっちゃうんでしょうね。
   イヤリングをドドドッと作りました。噴釉(これで打ち止め)銅線で深緑の円同じく銅線で濃紺のしずく銀巻き です。銀巻きのイヤリングは同形の銅板があとひとつだけ残っていたので、ペンダント も作って イヤリングとペンダントのセット にしました。寂しそうだったのでチンチロリン(?)をつけました。
   イヤリングはあんまり大きいと耳が痛くなるので極力軽量化に努めましたが、4組も立て続けに作るとさすがにイーーッてなりますね。

  2011年11月12日(土)

   ブローチの76番 みたいなのを、と頼まれたので同形の銅板で 似たの を今度は艶消しで作りました。私はこの配色がなんだかとても好きで、ことあるごとに登場します。こちらの人達は大抵青とかピンクとか明るく派手な色を好むことが多いのですが、私自身がこのブローチのような色合いが好きなせいで緑系とか茶系の釉薬ばっかり増えちゃって、青系のリクエストがあると頭を抱えてしまいます。

  2011年11月18日(金)

   ずーっと以前から試してみたいなと思っていた技法の 省線 をついにやってみました。省線というのは、植線後仮止めをせずに釉薬を盛り、焼く前に線を抜き取ってしまうというべらぼうな技法です。かの有名な 濤川惣助の無線七宝 とは実は省線七宝なのです。私のような一般人が作る無線とは次元の違う無線なのです。最終的には無線状態となりますが、ただの無線と比べると境界線がはるかにくっきりすっきりと仕上がります。チビリな私はこの「苦労して置いた線を抜く」という行為が切なくももったいなくも感じられて、これまで試したことがなかったのですが、今回はない知恵をしぼって「線を再利用できる図案」、「真鍮線を使用」というテでやってみることにしたのでした。そしてその結果がこのブレスレットなわけですが、まあ結論から言いますと銅板一つ一つが小さすぎて効果があまり上がりませんでした。線を抜く時にキンチョーしてプルプルして線が荒れちゃったり、抜いた後のなじませが足らなかったり、いろいろ問題点がありました。というか、いきなり本番に行かずに試し焼しろよってことですねー。フフフ・・・(涙)。
   ま、個人的にはこのブレスレット、気に入ってるんで良いんですけど。ちなみにこの模様は龍の鱗(のつもり)です。

  2011年11月21日(月)

   先達の徒から省線についてのありがたいアドバイスを頂き、順序が逆になってしまいましたが、早速省線の練習を兼ねて真鍮線使い回しの連作をば四つほど。省線の青花黄花白花 と、最後に真鍮線の供養(?)も兼ねて 真鍮線の紅花 です。いずれも色を激しくミスってる感が否めませんが、省線の練習には充分なったと思います。
   実は配色がおかしいのにはちょっとした理由があります。頂いたアドバイスによると線を二度置くときれいな仕上がりになるとのことだったので、それではと勇んで教わった通り二回線を置いたのですが、その後の施釉の時に私はあることに気が付いてひっくり返りそうになりました。ああ、なんだか色が濃いのはそのせいかと。省線は施釉後に文字通り線を抜くわけですから、第二施釉の時も一回目と同じだけガンガン盛れちゃうわけですよ、釉薬。逆にいうといつもの有線のつもりでいると何回施釉しようがセルは埋まらないということなんですねー。線があるとついついてっぺんまで盛らなきゃと思ってしまいます。その上有線の場合、線は焼くごとに沈んでいきますしね。省線の時は完成予想図より二段階ほども淡い色を使うか、一発でスカッとした線を出すか、ですね。面白いですねー、省線。「そこに山があっても登ってはダメなのだ。」

  2011年11月24日(木)

   ありがたいことに更なるアドバイスを頂いたので善は急げ!今度は少し大きめで 白梅もどきの二面鏡 を作ってみました。うふふ。今度は淡い色でしょ?描線もスカッとしてるでしょ?下地入れると四回も焼いたですよ、これでも。うふふ。省線、もうちっと続きます。
   「そこに山があるから登りたいところまで登るのだ。」

  2011年11月29日(火)

   先週なんと四年弱振りにゾロ目申告がありました。17777番です。おめでとうございますぅー!ありがとうございますぅー!というわけで現在練習中の省線で 記念メダル を作ってみました。普通の記念メダルは直径2.5cmなんですが、おめでたい四年振りのメダルですので少し大きめの直径3.8cmでございます。
   「現在練習中」とはいっても今はどちらかというと「現在実験中」のような感じになっていて、このメダルも実は実験台です(すんまへん)。今回の実験は省線というよりは植線の実験です。通常有線に使われる線は平線というリボン状の金属線で、この平線を下絵通りに曲げーの立てーのして柄の輪郭を作ります。そのためただの直線は支えがないので立ってくれません。今回の実験のような直線での縞模様は、何か小細工をしない限り植線できないということなのです。その小細工が今回の実験内容だったというわけです。小細工自体は成功したのですが、描線があんまりきれいに出ませんでしたねー。ただの無線みたいな線になっちゃってます。ざんねーーん。結構苦労したのに(涙)。チマチマ細かすぎたんですかねえ。甚五郎さんごめんなさい。

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